ブログのAMP対応って必要?メリットデメリットを調べてみた

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ブログには何かと煩わしい変更が付き物ですが、今回も「え、何これやった方がいいの?やらなきゃダメなの?」ってことについて書きます。

それが「AMP」への対応。

キャッシュを保存してモバイルページを高速表示させるというなんとも魅力的なものですが、昨年頃から徐々にこのAMP対応を始めるブロガーが増えてきました。

ですが私はまだ二の足を踏んでいる状態です。

というのも、これが調べてみるとメリットばかりではないんですね。

今回はブログのAMP対応について分かったことを書きたいと思います。

AMPとは

AMPとは、グーグルとツイッターが共同で開発しているフレームワークのことで、数年前からこのオープンソースプロジェクトに力を入れているそうです。

AMP対応したHTMLを使用することでモバイルページのみ表示の高速化ができるようになり、対応済みのサイトは検索結果でイナズマのマークが表示されるようになります。

こんな感じでURLの横とかに付きます。

AMP対応 イナズママーク

個人的には「また何かめんどくさそうな対応しなきゃいけないの…?」という気持ちが無きにしも非ずですが、設定自体は扱うテーマによって簡単に行うことができるらしく(simplicityもボタン一つで対応出来るとのこと)、導入自体はそれほど問題でもなさそうです。

じゃあすぐに対応させた方がいいかと言われると、実はそうとも言えないのがこのAMPなんですよね。

設定を躊躇してしまう理由は後ほど書くとして、まずはAMP対応したページがどれほど表示速度が速いのか、実際にいくつかのサイトを見てみました。

表示速度は段違いの速さ!

モバイルページのみなので、スマホから適当なキーワードで検索をかけます。

すると確かにイナズマのマークが付与されたサイトとそうでないサイトがありますね。意識して見たことがなかったので分かりませんでした。

タップして表示速度を感じてみたのですが…

は…速い!!!

AMP恐るべし!ってくらい速い、めちゃくちゃ速い。

この速さだけ見たら絶対に対応した方が良いレベル。

いくつか比較してみましたが、チェックしたAMP対応のサイトは全て体感で速く感じ、ユーザーの離脱率に影響する3秒の壁も優にクリアしていました。

サイト運営者にとって表示速度は重要な要素の一つなので、これは利用価値が大いにありそうです。

ちょっと待った?AMP対応に踏み切れない理由

甘える猫

それだけすごいならすぐにでも対応したいところですが、どうやらAMPの設定に切り替えると色々と問題が生じるそうなんです。

AMPはとにかくそのルールが厳しく、simplicity開発者のわいひらさんも「AMPは基本的にエラーが出るもの」と仰っているほど。

エラーが大嫌いな私としては(エラーが好きな人なんていないと思いますが笑)、それを聞いただけでもう設定したくありません…

実際にsimplicityの該当ページのコメント欄でもエラーに悩むコメントがあったり、グーグル検索やツイッターでもAMPについて頭を抱えている人が少なくありません。

例えばこんなことがあるそうです。

  • ブログデザインが崩れた
  • アドセンスが全て表示されなくなった
  • サーチコンソール上でエラー頻発

ブログ運営において致命的な問題ばかり。

HTMLタグのルールが従来とは異なるのでデザインは崩れますし、アドセンスユニットも全てAMP用に新しく作り直さなくてはいけません。

いきなりアドセンスが消えるとか、知らずにやっていたら元に戻すまで収益ゼロですよ…

始めたばかりのサイトなら大したダメージはなさそうですが、すでに規模の大きいサイトほどめんどくさいことになりそうですね。

このブログはシンプルなデザインにしているのでそこまで大きく崩れることはなさそうですが、万が一ページ真っ白!みたいなことになるのも怖いので踏み切れずにいます。

関連記事【データベース接続確立エラーってなに!?】突然サーバーパネルが真っ白でサイトも見れなくなった

現状ではまだ様子を見るのが無難か

現状ではこのように様子を見ている段階ですが、私が普段チェックしているブロガーさんたちもまだほとんどの人がAMPへの対応はしていないようです。

やはり様子を見ている人は多そうですね。

ただ一つ懸念としてあるのが、SEOへの影響です。

もしAMPに対応したページが検索上位を席巻するようになってきたら、それはもう対応せざるをえません。

SEOに関わるのか、これから関わってくるのか、その辺りが調べてもふわっとしているので心配しています。

モバイルの速度を知っておく

もう一点AMPに対応しない理由としては、現状でもモバイルの表示速度がそこまでひどくないということ。

グーグルのWebPageTestで速度をテストしたら、これがなかなか良い評価でした。

グーグル ページ表示速度テスト

グーグル ページ表示速度テスト

まさかとは思いますが業界トップクラスのサイトより早いらしいですね笑

ちなみにもう一度テストすると2秒や4秒など多少結果が変わります。

それでも、2〜4秒以内で表示されていたら速度は十分だと思いますが。

気になるURLを入力するだけで結果がテストできるので、自身が所有するサイトの速度を知らない方は一度チェックしてみましょう。

まとめ

AMPは公開されてからそれなりに経ちますが、現状ではまだ誰もが導入できる状態ではないと思います。

特にプラグインをインストールして設定しようとしている人は要注意。

ブログ初心者には難しい手順内容になっているので、必ずいくつかの導入事例を参考にして設定するようにしましょう。

なんにせよ、サイトにとってページの表示速度はかなり大事なことなので、引き続きAMPについては情報を追っていきたいと思います。

後日AMP化へ対応しました!以下の記事でまとめています。
AMP化へ対応してみた!不具合やSEOへの効果についてまとめ
このブログをAMP化へと対応しました。不具合の怖さから嫌厭していたこの機能ですが、思い切って有効化!実際に起きた不具合やSEOへの効果についてなど、AMP化して分かったことをまとめます。