トレンドアフィリエイトブログのデメリットを自身の経験を元にただひたすら挙げてみます。誤解を招かないためにも否定したい訳ではありません。何か少しでもブログ運営のヒントになれば嬉しいので、こういった内容の記事も書いていきたいと思います。
トレンドアフィリエイトブログとは
トレンドアフィリエイトブログとは、トレンドネタをメインにアクセスを集めて稼ぐアフィリエイトブログです。トレンドネタとは主に「芸能ネタ」や「時事ネタ」など、そのときそのときの流行りになります。
「芸能人の○○に浮気疑惑!」「iPhoneの最新バージョンが○月○日に発売決定!」といったブログを見たことがあると思いますが、あれらブログのことですね。
ターゲットは主に流行りに敏感な若い年代。普段からよくインターネット検索をする人に読んでもらうことを目的とします。
コンバージョンは低いものの、その瞬間的に稼ぐアクセス数が凄まじいため、上手くいくと一つの記事で数万〜数十万円稼ぐこともできるそうです。
個人的なイメージとしては、トレンドアフィリエイトは大きく稼げるか全く稼げないかの二極分化されるものだと思います。
トレンドアフィリエイトはデメリットが多い
過去にトレンドアフィリエイトブログに挑戦したことがある私の経験上でキツかったことや、ネットでよく言われるデメリットについて書いていきたいと思います。
旬が過ぎた記事は価値がなくなる
「トレンド=流行り」なので、当然旬を過ぎた記事は日に日にアクセスが減っていきます。例えば、先日上野動物園の赤ちゃんパンダの名前が「シャンシャン(香香)」になりましたよね。
名前が発表された時こそ多くの人が検索したニュースだと思いますが、このネタも一年二年と経てば誰も調べなくなります。数年後に「過去のパンダ 名前」とかで検索されることもあるかもしれませんが、アクセス数で言えばあってないようなもの。
今この記事で例に挙げたこのパンダネタも、数年後には「随分古い例えだな」と感じると思います。
旬が過ぎた記事の価値といえば、過去を振り返って「そういえばこんな記事も書いたなぁ…」なんて懐かしむくらいでしょうか。
記事を書かないといけない強迫観念にかられる
トレンドブログはどこのブログやサイトよりも早く記事を書き上げてネットにアップしなければいけません。その数も一日あたり5本や6本も当たり前。素早くインデックスさせるにはこの更新頻度が重要になります。
そのため、もはや毎日ほとんどの時間をブログの更新に費やさなければいけないレベルです。私はこれが一番キツかった。「次の記事を書かないと…」そんな強迫観念にかられているようでしたね。
確かに、書いてすぐサーチコンソールの「Fetch as Google」を使えば、キーワードによっては瞬間的に上位表示させることができます。アクセスもそこそこ取れるため始めてやってみた人はすごいと感じるでしょう。
しかしそれを毎日PCにかじりついてできますか?トレンドブログはネタの新鮮さが命なので休んでいる時間なんてありません。相当な意欲と根性が要求されます。
外注化させる方法などもありますが、外注も外注でリスクがあるため簡単なことではありません。
記事のストックができない
このブログのように一般的なものであれば、「次はこんなこと書こうかな」なんて記事タイトルと内容をざっくり箇条書きにしておくことはできます。
しかしトレンドブログの場合、まさか世の中の出来事をあらかじめ予想して書くことはできないので、事前に記事をストックしておくということができません。
忙しいサラリーマンや会社員にトレンドブログを運営している人がいないのもこのためです。
競争率が高過ぎる
トレンドブログは成功すれば大きく稼げる分、参入する個人や企業も多く、ジャンルの中では群雄割拠です。ビッグニュースが流れたら検索上位はもはやイスの取り合い状態。
ブログ初心者がトレンドブログで稼ぐことができないのは必然といえば必然ではないでしょうか。
煙たがられる存在
トレンドアフィリエイトは検索すると「トレンドアフィリエイト うざい」や「トレンドアフィリエイト 邪魔」なんて予測変換が出てきます。
それだけ世の中から煙たがられ、忌み嫌われる存在です。アフィリエイトといえば「まとめブログ」が非難の槍玉に挙げられることがよくありますが、それらまとめブログがアフィリエイトやトレンドブログのイメージを大きく下げたと個人的には思います。
書いてて楽しくない
私はトレンドアフィリエイトブログを書いていて非常につまらなさを感じました。稼げなかったこともあると思いますが、話題性があれば興味のないネタも記事にする必要があったのでそれが苦痛というか楽しくありませんでしたね。
興味のあることだけ書けばいいと思われそうですが、それでは稼ぐことも他のトレンドブログに勝つこともできません。
今思うのが「ブログは楽しくてなんぼ」ということ。お金を稼ぐのも大事ですが、楽しみながら続けられるのも大事です。
まとめ
私がトレンドアフィリエイトを再び始めることはおそらくありません。それだけ厳しいと感じましたし、何より私には稼げるビジョンが見えませんでした。
検索上位に出てくる大手トレンドアフィリエイトたちが睥睨とする世界で戦うのではなく、自分の得意な分野で地道にコツコツ収益を上げていくのが、楽しくもありやりがいを感じられると私は思います。