バジルの栽培を副業にして稼ぐ方法をご紹介します。
バジルは爽やかな香りがするハーブの一種で料理の香りづけでもよく使われますが、一般的によく知られている知名度の高さから、副業として栽培すれば利益も出しやすいのが魅力です。
家庭菜園が初心者の方にもおすすめなバジルを使った繁殖ビジネスを解説します。
バジルの栽培が副業におすすめな理由
バジルは汎用性の高いハーブで、多くのハーブの中でも特に知名度が高く、メジャーなハーブの一つです。
イタリア料理やフランス料理には欠かせないハーブであり、肉料理や魚料理だけではなく、パスタやピザなど、様々な料理に使用されます。
バジルは八百屋やスーパーなどで簡単に入手することができますが、副業として繁殖ビジネスで稼ぐことを考えたときに、この知名度の高さがポイントになります。
珍しいハーブを育てて販売するのも一つの方法ですが、よく食べられるメジャーなバジルであれば、消費者も安心して購入することができます。
珍しいハーブを販売するより売買のハードルも低くなり、自家製や無農薬といった付加価値を付け加えることによって、利益もだしやすいでしょう。
バジルを栽培する3つのメリット
バジル栽培の主なメリットを3つご紹介します。
これから始めてみたい方は参考にしてみてください。
栽培が簡単
バジルの栽培はハーブの中でも比較的簡単で、家庭菜園の初心者であっても育てやすいのが特徴です。
地植えはもちろんのこと、プランターや鉢植えを使っても栽培することができます。
そのため本格的な庭や畑を持っていなくても、プランターを置くベランダ程度のスペースさえあれば、多くのバジルを収穫することができるでしょう。
長く収穫できる
バジルの収穫期は6月ころから10月くらいまでと長く、種から始めた場合はおよそ50日程度で、苗から始めた場合はおよそ30日程度で収穫ができるようになります。
成長スピードも早いので、適切に追肥を施し、摘心や剪定を行うことによって、定期的に収穫することが可能になります。
バジルは日本では一年草として扱われることが多く、冬越しをさせれば一年を通して収穫することができるので、より多くの量を販売することができるでしょう。
種類が豊富
バジルには多くの種類があり、日本でよく流通しているスイートバジルを始め、ホーリーバジルやジェノベーゼバジル、レモンバジルなど、同じバジルであってもそれぞれ特徴は異なります。
中には本来のバジルの香りとは異なる香りがするシナモンバジルなどもあるので、複数の品種のバジルを栽培して販売することができます。
まずはメジャーなスイートバジルから栽培を始めて、順調に育てるコツが掴めてからさまざまなバジルを栽培してみるといいでしょう。
バジルの栽培方法
バジルの栽培は特に難しくはありませんが、熱帯アジアが原産なハーブのため、気温や湿度には気をつけなくてはなりません。
発芽には一定の気温が必要になるので、春先などの日中と夜間の気温差が激しい時期には、葉が枯れてしまうこともあります。そのため、夜間は室内に取り込むなどの対応が必要です。
バジルの発芽には20℃以上の温度が必要になるため、地域にもよりますが、5月くらいの気温が安定してきた時期に種をまくとよいでしょう。
地植えの場合は、ポットで苗まで育てても直まきしても構いません。発芽するには光が重要なので、覆うことはせず、水は十分に与えます。
発芽したら、乾燥しないように注意しながら日に当てて育て、本葉が出てきたら込み合っている部分を間引きしていきます。苗から植え付ける場合も、種から始める場合と同じで気温の管理に気をつけましょう。
ある程度まで成長したら摘心をして他の芽を成長させます。摘心を繰り返すと茎が倍に増えるため収穫量も増えます。
また、摘心を行うことによって、収穫できる時期が伸びます。摘心をしないで花を咲かせることも可能ですが、花が咲いてしまうと葉が固くなり味が落ちてしまうので、注意が必要です。
病気や害虫に気をつける
バジルは比較的病気に強い種類ですが、水のやりすぎ等が原因となり、根腐れや軟腐病を起こすことがあります。
軟腐病は細菌が繁殖し、栄養や水分が通る道を塞いでしまうことにより、植物を枯らしてしまう病気です。感染すると回復が難しく、そのまま枯れてしまうことも少なくないので、しっかりとした土づくりや風通しをよくするなどの対策が重要です。
また、バジルは虫が付きやすく、アブラムシやヨトウムシ、ナメクジ、ハダニ、アリ、コナジラミ、バッタなど、多くの虫が葉を好みます。
一度付いてしまうと、あっという間に葉を食べつくしてしまうため、見かけたら早めの対処が必要です。
一年を通して栽培する場合
栽培しているバジルで翌年も収穫をしたい場合は、冬越しが必要になります。
冬越しをする場合は、冬場は室内の20℃以上になるところに置いておく必要があるため、地植えではなくプランターや鉢植えで栽培する必要があります。
副業で始める人の多くはプランターで始めると思うので、その辺りは心配ないでしょう。
ただし室内に入れても、気温が一桁になるような寒いところに置いておくと枯れてしまうため注意が必要です。
栽培したバジルの販売方法
ある程度の量が収穫できるようになったら、メルカリなどの個人でも簡単に売買が行えるフリマアプリやサイトで販売するとよいでしょう。
メルカリでも実際に多くのバジルが売買されています。
出品する際は生バジルのままや、加工してソースにして販売したり、砕いてペッパーとして販売するなど、さまざまな売り方があります。その際は自家製という点をアピールしましょう。
また、バジルをそのまま成長させると花が咲き、種子の収穫が可能になりますが、この種子を販売することもできます。
まとめ
バジルはハーブの中でも人気が高く、初心者にも栽培しやすいため副業にもおすすめです。
ベランダ程度のスペースがあればプランターでそれなりの量を収穫できるので、ネットからすでにプランターや植木鉢に植えられた状態のハーブを購入するのもいいでしょう。
収穫したハーブは生のままや乾燥させて粉状にしたり、さまざまな方法で販売することができるのも魅力です。