パクチーの栽培を副業にして稼ぐ方法をご紹介します。
独特の香りが特徴で女性からの人気が高いパクチーは、自家栽培可能で副業としても収益に期待できます。
パクチーが好きで自分でも楽しみながら副業にしてみたい人はぜひ参考にしてみてください。
パクチー栽培が副業におすすめな理由
パクチーといえば、独特の強い香りが特徴の香味野菜です。
クセがあるため好き嫌いがハッキリと別れますが、パクチーが好きな人はさまざまな料理に入れて食べるほどハマる傾向にあります。
ただし他の野菜に比べると、スーパーなどで取り扱っている量は少なく、値段も決して安くはありません。
パクチーはそれなりに需要があるものの、供給量が少ないため、自家栽培して販売すれば高い収益に期待できる野菜になります。
また、パクチーは栽培方法が比較的簡単なので、農業初心者でも挑戦しやすい野菜です。
育てる場所もわざわざ畑を用意する必要はなく、庭やベランダでの栽培が可能です。
1袋の種から大量のパクチーが育っていくので、コストも場所も取らず、コスパの良さも大きなメリットです。
パクチーの栽培方法
パクチーの種をまくのは、4月から7月にかけて行うのが一般的です。
種は固い殻の中に2つ入ってますが、この殻に包まれた状態では芽が出にくいため、手のひらで軽く揉んで殻を破っておくか、砂と一緒にビンに入れて振り殻にヒビを作っておきます。
種は一晩水に浸しておいてから種まきをしますが、セルトレイなら1~2粒ずつ、ポットなら4~5粒ずつ入れていくのがポイントです。
種まきから2週間もすると芽が出てくるので、お互いの葉が絡みつかないよう元気な株だけ残して間引くようにします。
セルトレイの苗は本葉が3~5枚、ポットの苗は本葉5~7枚になった頃が定植のタイミングです。
パクチーは酸性土壌が苦手なため、事前に石灰を入れて耕しておき、さらに堆肥を混ぜて苗が育ちやすい環境に整えておかなければいけません。
根と土が一緒になった状態の根鉢を崩さないように取り出し、掘った穴の中に入れて上から土をかぶせていきますが、株間は20~30センチくらいが目安で、植え付け後はたっぷりと水やりをしておきます。
肥料に関しては、植え付け前に土に混ぜておいた元肥だけで十分に足ります。
葉の色が薄かったり黄色い場合は栄養が足りていない可能性があるため、化成肥料を株元にまくようにしますが、必要以上にまき過ぎると香りの低下につながるので注意が必要です。
また、パクチーは水を好むので、土の表面が乾いている時は必ず水やりを行うようにします。
順調に育ったパクチーの収穫時期は、定植してから4~5週間後となります。
外葉から収穫していくと長く収穫を楽しむことができ、株元から根っこごと収穫すれば根も食べられます。ちなみにパクチーは暖かくなると花を咲かせますが、花が咲いて実になるとパクチーの葉は枯れてしまい、収穫もできなくなってしまうのでご注意ください。
少しでも長く収穫期間を延ばすためにも、花芽を見つけた際はすぐに切り取っておくことが大切です。
いろいろと用意するのが面倒に感じる人は、始めから必要なものが全て揃っている栽培キットを購入してみるのもよいでしょう。
パクチーは冬の販売も狙い目
パクチーは春先に種をまいておくと発芽もスムーズで、順調に育っていきます。
ですが梅雨に入るあたりからトウが立ち、茎も固くなってしまいます。茎の固いパクチーでも食べられますが、副業として販売する場合はおすすめしません。
パクチーは意外と暑さに弱く寒さに強い性質があるため、春まきにこだわる必要はなく、秋に種をまいて冬に向けて販売するのもおすすめです。
秋も発芽に適した気温なので、トウが立つ心配もありません。
パクチーを鍋で楽しむ人も多いので、寒い時期も夏と変わらずパクチーの需要は高い傾向にあります。
パクチーを販売する方法
育てたパクチーを販売する具体的な方法をご紹介します。
自分に合った方法を選びましょう。
直売所
自家栽培したパクチーを販売する方法の1つは、直売所での販売です。
パクチーは香りが命の野菜であり、時間の経過とともにその香りは減っていき、1日も経つと半減してしまいます。
直売所であれば収穫してすぐにお店へ持ち込めるので、新鮮な状態のまま店頭に並べる事ができます。
パクチーの香りが強ければ強いほど購入者も手に取りやすいでしょう。
直売所であればポップやラベルでアピールするのも一つの方法です。パクチーに興味はあるけれど、どんな料理に合うのか、どう調理すればよいか分からないといった人も少なくありません。
よく知らない人のためにパクチーにはどんなレシピやメニューがあるか紹介してみましょう。
メルカリなどのフリマアプリ
育てて収穫したパクチーはメルカリのようなフリマアプリへ出品するのもおすすめです。
実際に以下のようにメルカリでは多くのパクチーが出品されています。
ただし前述したように時間が経つとパクチーは香りが弱くなってしまうので、なるべく時間をかけずに購入者の元へ届くよう、出品したその日に売れる工夫などをしましょう。
価格設定もそうですが、美味しそうに見える写真を撮ったり、香りの強さをアピールするなど、購入意欲を刺激するのが販売のコツです。
まとめ
パクチーを栽培して販売する副業は、パクチーが好きな人にこそおすすめです。
なんとなく収入になりそうだからと栽培を始めても、普段からパクチーを食べていない人では出来の良さを判断するのは難しいでしょう。
パクチーが好きで趣味と実益を兼ねる副業として、気になる方はぜひ始めてみてはいかがでしょうか。
また、パクチーに限らず、ハーブが好きな人は以下の記事も参考にしてみてください。
