まりもの養殖を副業にして稼ぐ方法をご紹介します。
コロコロとした形状に癒しを感じる人は多く、天然ではない養殖したまりもであれば個人でも販売して収入を得ることができます。
基本的な育て方や販売方法について、まりもが好きで副業にしてみたい人はぜひ参考にしてみてください。
まりもは現代人にとって理想的な癒やしアイテム!副業にもおすすめ
ただ緑色で丸いだけのまりもですが、その愛らしい形状に癒やしを感じる人は少なくありません。
単純に癒やしを得られる動植物はまりも以外にも数多くありますが、まりものような植物であれば動物に比べて育てる負担も軽く、何かを育てたいけど何がよいか分からないという人にもおすすめです。
植木鉢で育てるような一般的な植物より特殊な植物ですが、水の中で生育するため水やりもエサやりも必要なく、動物のようにつきっきりで育てる必要はありません。
まりもは基本的に、直射日光を避け水温が高くならないように注意していれば、簡単に枯れることのない植物です。
まりもっこりのようにまりもを模したキャラクターがいるように、人気の癒し植物を養殖して収入を得てみましょう。
まりもには養殖物がある
まりもといえば北海道の阿寒湖にあるものが有名ですが、北海道のお土産としても人気商品の一つです。
阿寒湖のまりもは天然記念物であり採取が禁止されていますが、それでもお土産として販売されているのは、天然のまりもではなく養殖のまりもだからです。
天然のまりもと同じ藻体を、採取が認められている湖から採取して育てて丸くすれば、お土産として販売することができます
同じように、個人でもまりもを養殖して販売すれば収益を得ることが可能です。まりもの養殖を始めるにあたって資格や許可なども必要なく、誰でも始めることができます。
簡単に枯れることはないと上では書きましたが、それでもしっかり生育環境を整えないとまりもは衰弱してしまうので、使用する水などはまりもに適したものが必要になります。
まりもの養殖で必要なもの
まりもは、シオグサ科マリモ属に分類される藻類で淡水に生息しており、光合成によって成長する植物の仲間です。
まりもの生育には、原料となるまりも、水槽、水が必要ですが、原料のまりもは、お店やネットなどで販売されているまりもを使えば問題ありません。
水槽については決まった大きさはありませんが、生育環境を維持するためにも大きめの水槽がよいでしょう。大量の水が入る水槽であれば、夏場でも水が蒸発するときの気化熱で水温の上昇を防ぐことが可能で、水質が安定しやすいため便利です。
自宅に大きな水槽の設置スペースがなかったり、メンテナンスが大変に感じる場合は、一般的なサイズの水槽でも問題ありません。
水については水道水でも養殖は可能ですが、やっておきたいのがカルキ抜きです。
水道水には塩素で殺菌することが法律で定められており、塩素を含んだ石灰(カルキ)が水道水に含まれています。蛇口から出た段階で残っているカルキでもまりもは育ちますが、できればカルキ抜きをしておく方がよいでしょう。
カルキ抜きは、バケツなどに汲んだ水を日の当たるところに置いておけば取り除けます。他にも、ミネラルウォーターを使う方法もあります。
まりもの偽物に注意
原料となるまりもを用意するとき、注意しなければいけないのは養殖物ですらない偽物を購入しないことです。
偽物とは、緑の化学繊維を丸めてまりものような形にしたものを水に入れたものを意味します。
造花と同じく見た目だけを楽しむものであり、生きてはいないため当然養殖には使えません。ほとんどの場合、商品の説明書きに書かれているので、よく確認するようにしましょう。
まりもの養殖方法
まりもの養殖方法は、最初に原料となるまりもを分割してから丸めます。手で丸めても形がまとまらないときには、紐で縛っておきましょう。
丸く形を整えたら、水を入れた水槽に入れます。まりもは0度以上で育ちますが、適温は15度から20度前後です。
光合成をするとはいえ、直射日光を当てると水温が上がりすぎて枯れてしまう恐れがあるので注意しましょう。まりもは弱い光で十分です。
夏場になると水温が上昇しやすくなるので、水槽用の冷却ファンを設置しておくのもおすすめです。
まりもの成長には光に加えてミネラルも必要ですが、前述したようにミネラルウォーターを使っていれば、その中に含まれるミネラルを吸収することができます。
カルキ抜きした水道水の場合は、ミネラルを含んだ石を水槽に入れておくことでミネラルを補うことができます。
まりもを早く大きくしたい場合は肥料(液肥)もある
まりもは普通に育てるだけでは成長スピードが遅く、大きく丸々とした形になるまで時間がかかります。
早く成長させて販売できる大きさにしたい場合は、成長速度を早める肥料(液肥)を与えてもよいでしょう。
ただし、まりもにとってはドーピングのようなものなので、本来のじっくり育てた自然な丸みにならない可能性があります。上級者向けの方法ではありますが、コツを掴めば早い期間で大きなまりもを量産することができるでしょう。
まりもの販売方法
まりもの販売は、個人の副業であればメルカリなどのフリマアプリを使うのがよいでしょう。
以下のように実際に個人でまりもを販売している人がいます。
梱包は小さいガラス瓶に養殖したまりもと水を入れて発送するのがよいでしょう。
ただしその場合、割れ物になるので注意書きや割れ物のシールを貼るなど、慎重に運んでもらえるようにします。
相場はまりもの数にもよりますが、可愛らしいおしゃれな小瓶に入れて1,000円〜2,000円ほどで販売することができるでしょう。
まとめ
趣味でまりもを育てている人もいるかもしれませんが、育てて増やし販売することで誰でも収入を得ることができます。
定期的な水やりが必要な他の植物に比べて、まりもはエサなども特に必要ないので、忙しい人でも手軽に始めることができる繁殖ビジネスです。
初期費用もそれほどかからないので、ぜひ副業に検討されてみてはいかがでしょうか。