ミントの栽培を副業にして稼ぐ方法をご紹介します。
ミントは料理に使われることの多いハーブですが、他にも香りで癒されたり鑑賞用としても人気があります。
ミントの具体的な栽培方法や販売方法についてもまとめるので、ハーブ栽培に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
ミントの栽培が副業におすすめな理由
ハーブの中でも最も知名度が高く人気なのがミントですが、栽培して販売することで誰でも副業として稼ぐことができます。
数あるハーブの中でもミントがおすすめな理由をご紹介します。
料理や飲料に使える
ミントといえばミントアイスに使われるのが有名ですが、魚料理や肉料理の臭い消しにもミントはよく使われます。
他にもカクテルの香り付けに利用されたり、モヒートなどを作る際にも欠かせません。ティーを飲む時に添えることで、リフレッシュ効果にも期待できます。
スペアミントをティーに添えれば花粉症対策にもなるでしょう。
さまざまな効果・効能がある
ミントには殺菌作用の他に消化機能の強化、腸内ガスの排出など、様々な効果・効能があるハーブです。
消化不良や不眠、筋肉痛にも効果があるので、ただ料理に添えるだけでなく多くの場面で活躍します。健康意識の高い人にもハーブは人気です。
観賞用として人気が高い
実用性の高いミントですが、種類も多くその中には観賞用として人気の高い品種もあります。
清涼感のある香りが部屋を快適にしてくれるので、一鉢置いておくだけで生活に癒しをもたらせてくれます。
初心者でも栽培しやすい
ミントは繁殖力が高く誰でも簡単に育てることができます。この栽培のしやすさも、ミントの栽培が副業に向いている理由の一つです。
種からでも育てることができますが、苗から育てたほうがより簡単です。プランターで育てることもできるので、庭のないマンションやアパートでも育てることができます。
原価がかからない
ミントは安いものなら数百円で売っているものもあるので、初期費用をほとんどかけずに栽培を始めることができます。
きちんと水をあげれば誰でも育てられるので、枯らすことなく販売してお金を稼ぐことができるでしょう。
ミントの栽培方法
ミントは日当たりがよく風通しのよい場所で栽培します。日が当たりすぎると枯れてしまうので、なるべく日が当たらないところで栽培しましょう。
まずは容器に土を入れて指でくぼみを作りますが、くぼみ一つにつきミントの種を1〜2粒入れます。
種をまく時期は3月から5月が一般的で、秋にも種をまくことは可能ですが、質を重視するのであれば春先にまくのがおすすめです。
土を被せるときは薄くかけ、軽く押して土と種を密着させます。水をまいて本葉が5枚以上出たら植え付け苗の完成です。
この苗を鉢植えやプランターに植え付けていきます。ミントは根を深く張るので、5号〜6号よりも大きいサイズを選んだほうがいいでしょう。株ごとの間は15センチほど空けます。
次に、プランターの底に鉢底石を入れ、半分ほど用土を入れます。苗をプランターの中央に置いたら、隙間に土を入れながら苗を固定させましょう。
水は鉢底から流れるくらいあげ、追肥は苗の植え付け後2週間程度が目安です。
なお、開花後や収穫後に追肥を施しておくとより元気に育つようになりますが、追肥をする場合、粒状の肥料を選ぶと効果的です。
ミントは春から秋にかけていつでも収穫できますが、十分に株が育ってきたら、茎の上にある葉から順番に摘み取って収穫しましょう。
葉を数枚残しておくと、その後から脇芽が出るので長期間収穫することができます。室内で栽培している場合は冬でも収穫可能です。
ミントは植えっぱなしの状態だと弱ってしまうので、1年〜2年に一度植え替える必要があります。株をより大きく育てたい場合は、一回り大きな鉢を選ぶとよいでしょう。
そのほかの栽培方法
ミントはプランターや鉢植えでも簡単に育てられますが、他にも栽培方法があります。
いくつか他の栽培方法もご紹介します。
土植えで栽培する
自宅に庭がある環境であれば土植えで栽培することができます。植え替えの必要がないので手間もかかりません。
ただし庭で栽培する際は、他の植物と間隔を開ける必要があります。ミントは繁殖力が高く、近くにある植物の栄養を奪ってしまうことがあるので注意しましょう。
水耕栽培で栽培する
ミントは水耕栽培で育てることもできます。コップのような容器で育てられるので場所も選びません。
土いじりが面倒な人にもおすすめです。根まで見ることができるのでインテリアにもなります。
セットで育てる
ミントのような人気のハーブは、すでに栽培できる状態で販売されています。
箱を開けたらすぐに育てられる状態になっているので、栽培に必要なものを自分で揃える必要がありません。
種から育てるより少し費用はかかりますが、ハーブ栽培の初心者にはおすすめです。
ミントを栽培する際の注意点
ミントの栽培ではいくつか注意しなければならない点があります。一つは、花が咲いたときに茎葉が硬くなってしまうことです。
茎葉を利用したい場合は、早めに花を摘み取る必要があります。
また、水やりは夏と冬とで異なります。夏の場合は乾燥しやすいので、たくさん水を与える必要がありますが、乾燥してしまうと葉っぱなどが硬くなってしまうため、朝夕で2回ずつあげましょう。
昼に水をあげると根が傷むことがあるので注意が必要です。冬場には地上部の葉が枯れてしまいますが、地下の根は生きているので忘れずに水を与えます。その際、霜に水をかけないようにしましょう。
ミントの栽培で最も注意しなければならないのは害虫の処理です。ミントの葉は毛虫やアブラムシの好物なので、見つけた場合すぐに駆除することを心がけましょう。
ミントの増やし方
ミントの増やし方は、挿し木・株分け・水挿しが一般的です。
副業で稼ぐためには効率よく増やしていく必要があるので、それぞれの特徴を知って増やしていきましょう。
挿し木
挿し木とは、株の一部を取り発根させて増やす方法です。
ハーブや多肉植物などに用いられることが一般的で、切り取る部分により、茎挿し・茎伏せ・根伏せと呼ばれます。
株分け
株分けとは、大きく成長した株を小分けにして増やす方法です。
株分けをすることで植物を増やすことができるので、ミントのように繁殖度が高い場合は、他の植物の成長を高めるために株分けをすることもあります。
水挿し
切り取った枝を水につけて発根させる方法が水挿しです。
水耕栽培にも向いており簡単に増やすことができます。
栽培して増やしたミントの販売方法
栽培して増やしたミントを販売する場合、小規模の量であればメルカリのようなフリマアプリがおすすめです。
以下のように実際に多くのミントが出品されています。
ミントの相場は種類にもよりますが、およそ500円〜1,000円程度になるでしょう。
ポッドに入れて販売している人がほとんどですが、ドライハーブ(乾燥ハーブ)として出品するのもおすすめです。
まとめ
ハーブの中で知名度も人気も高いミントは、栽培して増やすことで誰でもお金を稼ぐことができます。
栽培方法も増やし方も難しくないので、ハーブに興味がある方はまずはミントから始めてみるのがおすすめです。
ベランダや室内で簡単に栽培できるミントを副業にしてみましょう。