パセリの栽培を副業にして稼ぐ方法をご紹介します。
パセリは育てるのも簡単で、これから家庭菜園を始める初心者の人にもおすすめのハーブです。
自分でコツコツ育てながら繁殖ビジネスを副業にしてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
パセリの栽培が副業におすすめな理由
パセリの栽培が副業におすすめな理由について解説します。
主に以下の理由が挙げられます。
気候風土を問わず栽培しやすい
パセリはヨーロッパ中南部から北アフリカの地中海沿岸が原産地で、主に広いエリアで生産されてきた植物です。
日本には18世紀にオランダから伝えられた経緯があり、「オランダ芹」とも呼ばれますが、千葉県や長野県、静岡県など広い地域でパセリの栽培が盛んです。
パセリは寒暖差にも強く、気候風土を問わず育てやすい植物とされています。
手軽に栽培できる
パセリの栽培に必要な物はそれほど多くはないため初期投資もかからず、ポットやプランターでの栽培であれば、植物を育てた経験がない人でも手軽に栽培を始めて副業にすることができます。
庭のような規模は必要なく、ベランダ程度の広さがあれば栽培可能なため、マンション住まいの人でも始めることができます。
パセリ栽培に必要な道具や材料
まずは栽培に必要な道具や材料を揃えましょう。ホームセンターや園芸ショップのほか、身近にある100円均一ショップでも揃えることができます。
パセリ栽培には主に以下のものが必要になります。
化学肥料や苦土石灰は必ずしも用意する必要はありません。基本的にはポットやプランターに土を入れて、そこにパセリの苗を植えて水を与えれば育ちます。
育てた苗をそのままポットごと販売する場合は、あらかじめ販売用のポットで栽培するのがよいでしょう。
受け皿もポットに合うデザインや色味の物をセットで用意しておくのがおすすめです。
パセリの栽培方法
パセリの栽培方法を解説します。
前述したように初心者でも育てやすい植物ですが、以下の内容を参考にしてみましょう。
ポット・プランター栽培
パセリはポットやプランターで栽培するのが最も手軽な方法で副業にもおすすめです。
ポットを使う場合、サイズは6号以上の大きめのポットを用意しましょう。プランターに関しては標準サイズのもので問題ありません。
まずは、プランターの底にある穴の部分に鉢底網を敷き、底面にはびっしり鉢底石を詰めていきます。その上に苦土石灰と化成肥料を混ぜ込んだ培養土を入れます。苦土石灰と化成肥料がない場合は培養土のみを入れましょう。
株の植え付けは、それぞれの株の間に15~20cm程度の間隔を取って、苗の根鉢よりも大きめの植え穴を開けて植えます。
パセリは乾燥が苦手な植物なので、毎日霧吹きを使ってたっぷり水やりをしましょう。発芽した後は土が乾いたタイミングで水をあげれば大丈夫です。
露地栽培
庭に家庭菜園ができるくらいのスペースがある場合は、地植えして育てるのもおすすめです。
土作りをした場所に、幅約60cm・高さ約10cm程度の畝を作って、土を平らに均して植え付けの準備をします。
植え付けの際は、株と株の間に30cmぐらいの間隔を取り、苗の根鉢よりも一回りぐらい大きめの植え穴を開け、穴にジョウロでたっぷり水を与えてから植えましょう。
初心者におすすめのパセリの種類
人気の高い初心者におすすめのパセリをご紹介します。
併せてパセリの歴史や使われ方についても簡単に解説します。
人気のパセリの種類
一般的に日本のスーパーでよく見かけるパセリは、モスカール種のパセリです。モスカール種は、葉が品種改良によって繊細に縮れているのが特長で、カーリーパセリとも呼ばれています。
カーリーパセリはイタリアンレストランで頻繁に使用され、今ではスーパーにも出回るようになってきたイタリアンパセリは、カーリーパセリと同属別種にあたります。
イタリアンパセリは比較的香りが優しく、葉もやわらかで生食がしやすいことから、人気が高いパセリです。ピザやパスタにトッピングすることで、自宅での料理にもおしゃれなアクセントを加えることができます。
少し贅沢な食材を揃えて食卓を整えたい人のニーズに合う食材で、需要が高いため繁殖ビジネスで稼ぎたい人にもおすすめです。
パセリの歴史・使われ方
パセリが栽培されてきた歴史は古く、古代エジプトやギリシャ時代から料理に使用されていました。その後、フランスやイギリス、ドイツなどヨーロッパ各地へと伝わり、移民によってアメリカでも使われるようになったハーブです。
肉料理の匂い消しや、煮込み料理の香りづけとして、多様な料理で好まれて使われています。
栽培したパセリを販売する方法
栽培したパセリの具体的な販売方法について解説します。
パセリをどういう形で販売するか、どこで販売するかの参考にしてみてください。
パセリをどのような状態で販売するか
副業で栽培したパセリを販売する際には、どのような状態で売るか決める必要があります。
ポットに入れた状態で育てた苗を販売する方法のほか、摘み取ったパセリを生野菜として販売したり、乾燥させてドライパセリとして販売したり、あらかじめ食べやすい状態で販売するのもおすすめです。
乾燥パセリは、少ないグラム数での販売がしやすく、郵便でも格安で送りやすいことから、副業として最も販売しやすい方法です。
パセリを販売するならメルカリがおすすめ
育てたパセリの販売先としては、メルカリなどのフリマアプリがおすすめです。
実際にメルカリでは以下のように多くのパセリが出品されています。
ポットに植えたままのパセリを出品している人もいれば、前述したように乾燥パセリ(パセリパウダー)として出品している人もいます。
収穫量が多ければ道の駅や農産物直売所で販売する方法もありますが、個人がちょっとした副業やお小遣い稼ぎをしたい場合は、やはりメルカリなどを利用した方がよいでしょう。
また、手数料が引かれるフリマアプリを介さず、SNSを利用して販売する方法もあります。すでにツイッターやインスタグラムでフォロワー数が多い人は試してみるのも一つの方法です。
まとめ
パセリは家庭菜園が初めての人でも育てやすいハーブなので、自宅のベランダ程度のスペースでコツコツお小遣い稼ぎをやってみたい人にはおすすめの副業になります。
栄養価も高く、多くの料理に使われるため需要がなくなることもありません。
パセリだけではなく、バジルなど他のハーブも一緒に育てればさらに繁殖ビジネスの幅は広がるでしょう。
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