植物の栽培を本格的にやったことがない人でも始めることができるおすすめのハーブを10種類ご紹介します。
ミントやバジルなどのよく知られたハーブも手軽に自宅で栽培することができます。
ハーブは自分で使うのはもちろん、増やしたものをメルカリなどのフリマアプリで販売して収入を得てみましょう。
繁殖ビジネスに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
初心者でも育てられる!副業向けハーブ10選
ハーブについて全く知識がない初心者でも栽培しやすい種類を10種類ご紹介します。
どれも一度は名前を聞いたことがある有名なものばかりです。
ミント
ハーブというキーワードから最も連想されるであろう種類がミントですね。鼻を抜けるような清涼感があり、チョコミントなどアイスやお菓子で好きな人も多いでしょう。
それくらい「ハーブ=ミント」と言ってもいいくらい世の中で知られているミントですが、自家栽培としても育てやすくておすすめの種類です。
ミントは半日ほど日光が当たるような場所へ置き、水は土の表面が乾いてきたら与えるようにします。水の量は基本的にはたくさんあげて問題ありませんが、天候や時期に合わせて調整するのがいいでしょう。
ミントはハーブの中でも比較的成長が早いので、ある程度育ったらどんどん株分けや挿し木をして増やし、適正価格で販売すれば収益にも繋がります。乾燥させてドライハーブとして大量にストックしておくのもいいでしょう。
ただし、ミントと一括りにしましたがその種類は様々で、ペパーミントやクールミント、アップルミントなど色々あります。種類は異なっても基本的な育て方は同じなので、いくつかの種類を寄せ植えにして育てるのもおすすめです。
カモミール
甘みがあり紅茶としてよく嗜まれるカモミールです。
その可愛らしい見た目とは裏腹に生命力が強く、少し乾燥したくらいでは枯れることもありません。
暑さと湿気にだけ注意して育てれば、初心者の方でも簡単に増やしていくことができるのでおすすめです。
カモミールの収穫時期は特徴的で分かりやすく、綺麗な花が咲いたタイミングで収穫して販売用に梱包していくのがいいでしょう。
ラベンダー
ハーブの中で最も香りで楽しまれるのがラベンダーです。スーパーやドラッグストアにある香り付けされた商品で「ラベンダーの香り」なんて表記を目にすることが多いと思います。
ラベンダーを育てる場合は日当たりの良い場所へ置き、水は土が乾いたタイミングであげるのが基本ですが、元々乾燥した環境で育ってきたラベンダーはそれほど頻繁に水をあげる必要はありません。
注意するのは梅雨の時期や秋雨前線が活発になる秋頃です。雨の日が増えてきたら日当たりの良い場所から移すのがいいでしょう。
成長するとラベンダーの特徴とも言える紫色の花が咲くので、収穫してそのままでもドライハーブとしても利用できます。ラベンダーは花の部分だけでなく葉の部分にも香りがあります。
増やす場合は他のハーブ同様挿し木して増やすのがいいでしょう。
レモングラス
スラリと伸びた葉が一見ハーブのようには見えませんが、レモンと同じ香り成分が含まれているレモングラスです。
葉の長いレモングラスは地植えで育てるのが基本ですが、鉢やポットに入れても育てることができます。日光の当たる場所で土が乾いてきたら水をあげましょう。
レモングラスは暑さに強いので、夏でも問題なく屋外で栽培することができますが、暑さに強い分寒さには弱くなるので冬の管理には注意する必要があります。
販売するサイクルとしては、成長して葉が伸びてきたら根元から10〜15cm残して切り取り、切った葉を袋詰めにして販売するのがいいでしょう。切り取ってもまた新しい芽が出て葉が伸びてきます。
ジャスミン
甘い香りを放つ花を咲かせるジャスミンです。
ジャスミンもハーブの中では人気が高く、その香りの良さから香水などの原材料にも使われることがあります。
ただし、ジャスミンの種類によっては栽培が難しいものがあるので、初心者にはマダガスカルジャスミンなど比較的栽培が簡単な種類をおすすめします。
マダガスカルジャスミンの場合は寒さに弱いので、冬の時期は温度管理に注意して育てましょう。
成長して白い花を咲かせたら摘んで販売することができます。
ローズマリー
清涼感のある香りで健康成分を多く含むローズマリーです。食用としてだけでなく、アロマや化粧品などにも使われます。
日光が当たる風通しが良い場所へ置き、乾燥には強いので水はやり過ぎない程度に与えることで育てます。
種類によっては枝が蔓のように伸びるため鉢から大きくはみ出すことがありますが、垂れ下がるような状態になっても問題ありません。成長すると枝の長さは優に1mを超えます。
成長したら枝ごと切り取って販売するのがいいでしょう。
オレガノ
料理やハーブに詳しくない場合はあまり聞きなれない名前のハーブですが、オレガノは種類によって見た目も香りも様々で、アロマやポプリ(芳香剤)として利用されることがあります。
生命力が強いオレガノはどんどん株が大きくなってくるので、植えた鉢が葉でいっぱいになったら株分けして増やしていきましょう。
販売する場合はハーブそのものでもいいですが、オレガノを使ったオリジナル芳香剤を自作するといったのもおすすめです。
コリアンダー(パクチー)
エスニック料理に欠かせないと言っても過言ではないコリアンダーです。コリアンダーという名称だとピンとこない人もいると思いますが、パクチーのことです。
食べた時のその強烈な風味から好みが分かれるハーブではありますが、日本でも知名度の高さはトップクラスのハーブです。
日当たりの良い場所へ置いて土が乾いてきたら水をたくさんあげることで育ちます。
ただし、コリアンダーは人間では好き嫌いが分かれても害虫たちは大好物なので、夏は虫食いの被害が多くなるので注意して管理するようにしましょう。
パクチーについてもっと詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
パセリ
パセリはハンバーグなど一度は料理に飾りとして添えられているのを見たことがあると思います。
今回挙げたハーブの中では唯一適した増やし方が種まきとなりますが、種から育てるのは初心者には難しいので苗を手に入れて育てることをおすすめします。
収穫して販売する際は、根元からバリッと剥がして茎が付いた状態のまま販売します。苗が安く入手できれば、成長したパセリを株ごと販売してもいいでしょう。
バジル
サラダのドレッシングや様々な料理の風味にアクセントとして使われるバジルです。健康成分も多量に含む人気のハーブですね。
適度に日光を当てて土が乾いてきたら水やりをすることで育ちますが、成長した葉を使う際は花が咲く前に収穫するか蕾は摘んでしまいましょう。
生食用として販売する場合は、日光に当て過ぎて葉が固くなったり虫食いにならないよう注意する必要があります。
一手間加えたオリジナルグッズで大きく稼ぐ
採れたてのハーブをそのままやドライハーブとして販売する方法以外に、加工して販売することでも収益を上げることができます。
例えば、前述したように香りが良いハーブはオリジナルの芳香剤や香水として販売してみたり、キッチンリースにして販売することも可能です。
メルカリのようなフリマアプリは利用者が多くそのまま出品しても埋もれてしまう可能性があるので、他の販売者と差別化を図るためにも何か一工夫加えて販売してみましょう。
まとめ
どのハーブの育て方も基本的には日光をある程度当てて、土の表面が乾いてきたタイミングで水をあげればすくすくと育ちます。日当たりや水の量は季節や時期に合わせて調整しましょう。
増やし方に関しても、株分けか挿し木で増やすことが可能で特に難しいことはありません。
具体的にハーブ栽培に必要な道具や材料などは以下の記事をぜひ参考にしてみてください。