将来を見据えて堅実的なライフプランを立てる人が増える中、その方法の一つとして、金を買う若者が急増中とのことです。
何故今の若者は金を買い付けるのか、その理由を探っていきましょう。
金地金を買う人が増加
昔からある投資の一つが金投資。
金の価値は1980年頃から下がり続けて来ましたが、2000年を境に再び上昇傾向にあります。
徐々に景気が上向きになって来ていることに加え、貯蓄するだけでは心配な老後生活。そんなことが要因となり、金投資が注目を集めているのではないかと考えられます。
2017年5月現在の地金価格は、1g約4,900円。プラチナであれば1g約3,800円くらいですね。
では金地金を買おうと思った場合、どこで入手することができるのでしょうか。
その場合はもちろん貴金属を取り扱う店が一般的かと思いますが、東京都内には驚くべき販売方法を行う店舗があります。
金貨を売る自動販売機がある!?
なんと金貨が買える自動販売機を置くお店が存在します。
その名も「金銀の貯金箱」金塊。
東京都中央区新川に店舗を構え、多数のメディアにも取り上げられています。
こちらのお店では純金が1gから購入可能で、ラインナップも「メイプル金貨」から「ウィーン金貨」、「カンガルー金貨」など、製造元の違う様々な金銀プラチナを買うことができます。
値段も安くて7,000円代から購入可能。
購入方法も自販機でジュースを買うのと全く同じです。
出てきた物は「金色の箱→ビニール→ケース」としっかり包装がされているようですね。
金地金が人気の理由
20代、30代の若い人が金を買う理由をいくつか挙げてみましょう。
為替と併用して儲ける
金地金は株や為替同様、世界情勢の影響を受けやすいものです。
大きく違う点が、世界的な経済危機が起きると暴落するFXなどとは逆に、金は高騰する可能性があるということ。
そのため、分散投資として買っておく人が多いのです。
年金などの先行き不安
ただ貯蓄するだけでは不安を拭えないのが日本社会。
あらゆる投資・金融商品の中から金地金が人気で選ばれているとのことです。
もしも日本で財政破綻が起きてしまった場合、一万円札などの紙幣はただの紙切れと化してしまいますが、素材そのものに価値のある金地金が無価値になるということはありません。
もらえないかもしれない年金に頼るより金などの財産を蓄えておきたいですね。
経済拡大で金の価値が上昇
近年、インドや中国などの金が大好きな経済大国が急激に成長しているため地金価格も上昇しています。
世界の動きに目を向けて、金地金を買うタイミングを計りましょう。
若い世代の貯金額ってどのくらい?
ちなみに、それら金地金を資産として購入する若い世代の貯金額はどのくらいあるのか。
気になって調べたところ、20代の平均貯金額は「約100万円」ということが分かりました。
これが多いか少ないかは別として、私なら少しでも蓄えがあるならその全てを資産運用に回します。
年齢的にリスクを負えない人ならまだしも、いくらでもやり直しがきく若い世代は多少のリスクを背負ってでもお金を運用する術を身に付けるべきではないでしょうか。
無駄に銀行に蓄えるのではなく、お金を運用する経験や知識を蓄えましょう。
まとめ
元本保証はなく価値が下がることもある金投資ですが、株や投資信託に比べそこまでリスクは高くなく、少額からでも投資することができます。
私も機会があれば一度、自動販売機で金を買ってみたいですね。買いに行った様子なんかもまた別でレポートできたら面白そうです。
金の価値をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。