先進国として世界でも最前線に立ち経済を動かしてきた日本ですが、近年はGDPも伸び悩み、しまいには「貧困大国」と呼ばれてしまうほど貧しい国になりました。
そして追い打ちをかけるように来るかもしれないのが「社会保障制度の破綻」です。
今を生きる団塊の世代や若者は、あと数年で崩壊するかもしれない日本の社会保障制度に危機感を感じ、有事に備えておかなければいけません。
2025年に社会保障制度が破綻する!?
いきなりですが、2025年に日本の社会保障制度は破綻すると言われています。
なぜこの年にそれほど重大な危機が訪れてしまうのか。
その主な原因を挙げてみましょう。
世界でも稀に見る少子高齢化
日本は世界でも稀に見るほど少子高齢化が深刻化している国です。
未婚率が上がり、人生100年時代を迎え、この勢いは加速する一方。
2025年は団塊の世代が後期高齢者になる年なので、ここがまさに社会保障制度崩壊の年ということになります。
財源で賄うことが困難になり、減り続ける年金受給額にも更なるしわ寄せがきます。
考えられる対策としては著しく税金を上げるしかありませんが、そうなっては国民の生活そのものが破綻しかねません。
もはやどん詰まりなのです。
生活保護受給者の増加
「【生活保護よりアフィリエイト】30代40代で職歴が無くても稼げる」にもデータと共に詳しく書いていますが、日本の生活保護受給者は年々増加傾向にあります。
言わずもがな生活保護費は国の税金から賄われています。国民の血税です。
にもかかわらず、不正受給する者やギャンブルに興じる者までいる始末。
もちろん生活困窮者が受給する分には仕方のないことではありますが。
そういった理由で受給者が増え続けていることもあり、当然負担する人間はさらなる負担を余儀なくされます。
受給せざるを得ない人間がこれだけいる現実を見ると、景気が爆発的に回復でもしない限り悪い方向へ突き進むでしょう。
社会保障制度の破綻でさらに広がる貧富の差
社会保障が破綻することで貧富の差も広がることになります。
というのも、前述したように財源を確保するためには税収を上げるしかありません。
しかし税金を上げるとなると、ただでさえ普段の生活がままならない人間にとっては死刑宣告も同然。
貧しい人間は今以上に切り詰めた生活を強いられることになります。
ジニ係数で見る日本の格差
すでに日本も格差社会と言われていますが、実際に世界と比べてどの程度貧富の差があるのか「ジニ係数」で見てみましょう。
ジニ係数とは格差を数値化したもので、数値が0に近いほど格差が小さく、逆に1に近いほど格差が大きくなります。
以下の国際比較したデータをご覧ください。
OECD加盟国の中で日本は9位。
ジニ係数は再分配所得後の数値で0.3以上もあります。
このように、世界と比較しても日本が格差社会であることは間違いありません。
絶望的なベーシックインカム
社会保障といえば以前「日本でもベーシックインカムが導入される可能性」について書いたことがあります。
しかし、社会保障そのものが破綻するかもしれない今となってはその可能性もほぼゼロです。
もともと日本ではベーシックインカムについて議論されること自体ほとんどありませんでしたが、とてもそれどころではなくなりました。
そうなってくると、やはりお金は自分自身で生み出すしかないということになります。
このブログのテーマでもある副業なり兼業なりで、自分で生きていくための資産を確保していかなければいけません。
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老後の生活は年金や退職金にもう頼れない
仮に社会保障制度の破綻を考えなくても、年金受給額はもう何年も前から下がる一途を辿っていることをご存知でしょうか。
2010年以前と比べるとその額は一万円以上も減っています。
つまり、たとえ年金が支給されても、今の若者が年金をもらう頃にはさらに下がっている可能性も十分に考えられるのです。
そうなると年金だけで生活することも難しくなるでしょう。
また、社会保障だけでなく、企業に雇われている人にとっては退職金も重要ですが、ある統計では退職金制度を導入している企業も年々減少していると発表されました。
退職給付金制度を廃止、あるいは導入しない企業はおよそ25%にも上るそうです。
今の若者が迎える老後は絶望的
老後生活の頼みの綱である「年金+退職金」が破綻しそうな今、未来へ向き合えば向き合うほど絶望的に感じてもおかしくありません。
これはもう「国や会社に頼るな」ということ。
自分または家族が養っていくための生活費は、自分自身で全て賄うくらいの気持ちでないといけません。
若いうちはある程度失敗をしてもやり直しが利きます。
だからこそ、今からできる資産運用を何かしら始めるようにしましょう。
資産運用を始めよう
正社員でもフリーターでも、ただ働くことだけで毎日を消化するのではなく、隙間時間で資産運用を始めましょう。
資産運用は毎月たった一万円からでも始めることは可能です。
株の積立やせどり、個人向け国債など、もっと回せるお金があれば不動産などもあります。
「リスクを抱えるのはちょっと…」と思われる場合もあるかもしれませんが、たとえ上手くいかなったとしても、必ずそこから得られるものはあります。
全ての人が一発目から成功したわけではありません。
むしろ失敗から学んで成功した人の方が多いでしょう。
資産運用が初めてだという人は、まずは書籍でもネットでも、色々な人の体験談や資産運用の勉強から始めましょう。
まとめ
経済学者が提唱するこの「2025年問題」は、決して杞憂に終わるものではありません(資産のある富裕層には関係ないと思いますが)。
刻一刻とその深刻さは増して生き、確実に貧困層の足元まで忍び寄っています。
中には「貧困層と富裕層がいることで経済のバランスが成り立っている」とか言う人もいそうですが、食事も満足にできないほど貧しい人間がいた方がいいなんて考え方は、あまりにも無情であり非人道的だと私は思います。
なので、もしこのブログを通して少しでも危機感を感じ、一人でも多く副業なり資産運用なり始めた人がいたら嬉しい限りです。