【働かなくてもお金を支給】ベーシックインカムは日本に導入されるか

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管理人の雑談

「ベーシックインカム」という言葉を最近よく耳にすると思う人は多いのではないでしょうか。それだけ今導入について世界中では熱い議論が交わされています。

今回は、日本にも導入される可能性のあるベーシックインカムについて書きたいと思います。

ベーシックインカムとは

ベーシックインカムとは、無条件で全ての人を対象に毎月一定額が支給される社会保障制度の一つです。

失業保険のように働き始めたら減額されるということもなく、収入の多い少ないに関わらず決まった額受け取ることができます。

誰にでもタダでお金を配るとなると賛否両論ありそうですが、あのフェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグCEOなど名だたる著名人もベーシックインカムには賛成の手をあげているとのことです。

導入する上での問題点

ベーシックインカムを導入するにあたり問題となるのが「財源の確保」です。

例えば、日本で毎月一人当たりに7万円が支給される場合、およそ100兆円が必要になると言われています。

そして当然ながらそのお金を負担するのは国民です。

具体的には増税や社会保障制度の見直しがされることになると思いますが、結局支給される分負担もするのであまり意味がないとする見方もあります。

また、働かなくても毎月お金がもらえるため「働く意欲がなくなってしまう」ことも懸念要素の一つとして挙げられています。

なぜベーシックインカムが必要なのか

なぜ今ベーシックインカムについて世界中で議論が交わされているのでしょうか。

それには大きく二つの理由が考えられます。

AIの急速な発展

言わずもがなAI技術は凄まじい勢いで進化を遂げています。

声に反応にして返事や天気を教えてくれる「AIスピーカー」や人に代わって接客を行うAIロボットなど、あらゆる場面で目にする機会が増えました。

便利な世の中になって嬉しい反面、懸念されるのが人の職が奪われることです。

ある学者は「AIに仕事を奪われることで全人口の1割しか働いていない未来がやって来る」とも話しています。

AIの驚くような新サービスを目にする度に、人が働けなくなる世の中がいよいよ現実味を帯びてきたと私は感じます。

資本主義の闇

もう一つの理由として「資本主義社会の闇」が挙げられます。

富裕層など一部の人間にだけ莫大なお金が集まり、働いているのに貧困から抜け出せないワーキングプアと呼ばれる人にはお金が流れていかないのが現状です。

最悪ホームレスになってしまう人もいます。

そのため、ベーシックインカムを導入することで貧困から抜け出すきっかけやホームレスになる人間を減らすことができるかもしれません。

試験的に導入している国「フィンランド」

現在はまだベーシックインカムを正式に導入している国はありませんが、試験的に実施している国があります。

それが「フィンランド」

フィンランドでは、先ほど日本に導入された場合の例に挙げた「7万円」が実際に失業者へ毎月支給されています。対象となったのは2,000人ほど。

まだ試験を開始してからそれほど経っていないため、もうしばらく様子を見て試験データを取っていくとのことですが、その結果が今後世界に大きな影響を与えるかもしれません。

どの国を見ても基本的にベーシックインカムに賛成的な声が多い印象ですが、一部の国(スイスなど)では反対が過半数を超えたという結果もあるそうです。

日本にベーシックインカムが導入される可能性

果たして日本にこのベーシックインカムが導入される可能性はあるのか。

個人的には可能性はあると思っています。

もちろんそのための問題は山ほどありますが、それ以上に今後AIによる数年〜数十年先の失業問題は深刻なものだと思います。

以前「【AIの進歩で人の仕事が奪われる!?】無くなりそうな仕事を6つ挙げてみた」という内容のものを書いたことがありますが、今ではさらに業種が増えているようです。

コールセンターや運送業、接客業のほとんどもAIが行うようになります。

それだけ増える失業者に何か対策を取るとなれば、やはりベーシックインカムのような制度を導入するに他ないのではないでしょうか。

まとめ

世界中でベーシックインカムに賛同する声があるように、実現は決して不可能ではないということ。

必要最低限の生活費が保証されるということは、その分働く時間を削って他のことに時間を充てることができるようになります。

支給されるお金と新しいことに使える時間で、自分が人生でやりたかったことなどにもっと自由に取り組めるようになったら、個人的には嬉しい限りですね。