日本には家のどこかに現金を隠している人が多くいます。
いわゆる「タンス預金」や「へそくり」とも言われますが、これらはあまり意味がない上にリスクを伴う行為です。
今回はタンス預金について私が思うこと、考えることを書きたいと思います。
タンス預金の総額は43兆円
タンスや本、ポスターの裏など、どこかしらにお金を隠しておく「タンス預金」の総額はなんと43兆円にも上ると言われています。
とんでもない額ですね…いつかタンス預金が国の予算を超える日が来るのではないでしょうか笑
このタンス預金は特にお年寄りに多く、若い人にはあまりみられません。
金額は人により様々ですが、数十万円ほど隠している人が多く、全財産ではなく「資産の一部を手元に置いておく」といった感じのようですね。
なぜタンス預金をするのか、理由もこれまた人によりけりではありますが、やはりいざという時にすぐ現金で用意出来ることや、銀行などではなく手元に置いておくことで安心感が得られているのかもしれません。
「紙幣」という価値
タイトルには「タンス預金は無意味!」と書いていますが、全く無意味とまでは言いません。
上でも書いたように、何かしら緊急事態が起こっても手元に現金があって助かることもあるでしょうし、本人が満足ならそれで良いとも思っています。
しかし、大して意味もなく、ただなんとなくタンス預金をしているくらいなら私は勿体ないことだと思います。
というのも、国の通貨というものは絶対に安心で価値のあるものではないからです。
今を生きている若い人は考えもしないことだと思いますが、歴史を振り返れば「通貨の価値がある日突然なくなる」なんてことが日本含め世界では何度もありました。
今持っている紙幣が突然ただの紙切れになって使えなくなるのです。
「そんなこと今は絶対に起きない」と思う人もいるでしょうね。
ですがそれは戦争一つでいつでも起こり得ることです。
世界の動きや国の都合でいつでも通貨価値は左右されるということを知っておきましょう。
現金は現物資産に換えるべき
いざという時にタンスに現金を隠しておくのではなく、いざという時に備えて現金を現物資産に換えておきましょう。
この現物資産とは具体的に金や金貨、プラチナのことです。
金は昔から資産としての価値があり、富裕層の間ではいわば定番の現物資産。
資産防衛術として金やプラチナに換えておくことは当たり前なのです。
もちろん金の価値は日々変動するものではありますが、通貨のように金が無価値になるということは絶対にあり得ません。
金の魅力について語ろうと思ったらまだまだあるのでここでは割愛しますが、今では店頭などでも容易に手に入れることが可能です。
まとめ
銀行に預金するより意味がないタンス預金。むしろ空き巣や火災のリスクを考えたら余計家に大金を置いておくメリットはないでしょう。
大金ではなく500円貯金なんかも同じです。実際空き巣に500円貯金箱を盗まれた事件もよくあります。
また、経済を活性化させるという意味でもお金を家で眠らせておくのはナンセンス。
そのお金で資産運用した方がよっぽど経済の為にも自分の為にもなるのではないでしょうか。