あるテレビ番組で興味深い内容のものを拝見しました。
日本には約200万人近い失業者がいると言われていますが、無職でありながらその失業者に含まれない人たちがいます。
それが「ミッシングワーカー」と呼ばれる人たち。
労働経済学の専門家たちの間では、求職活動が困難な(求職者に含まれない)人間のことをこのように呼んでいますが、求職活動をしていないと「失業者に含まれない」ということに驚かれた人もいるかもしれません。
もしミッシングワーカーが失業者に含まれれば、200万人近くいる失業者はさらに大きな数になります。
ミッシングワーカーについて、その実態や抜け出すにはどうすればいいのか書いていきましょう。
親の介護で生活レベルは困窮へ
現在40代から50代の6人に1人が無職と言われていますが、その無職の中にミッシングワーカーと呼ばれる人たちが存在します。
その数はおよそ100万人以上。
失業者に含めれば約300万人もの人が失業状態ということになります。
前述したように求職活動が出来ない人のことをこのように呼びますが、ミッシングワーカーに陥る最大の原因は「親の介護」によるものです。
自分で歩くことも食事をすることも難しいので四六時中目を離すことはできません。
施設へ入るための費用もないため、全ての世話を実の子供がすることになりますが、そうなると当然普通に働くことはできなくなります。
収入は親の年金に頼ることになりますが、それも決して多くはなく、10万円程度で毎月やりくりしているのが現状です。
介護後、状況はさらに深刻化する
親を看取った後、あるいはなんとか施設へ入ることができたとしても、その後の状況は変わらない場合がほとんどです。むしろ深刻化を増す場合があります。
というのも、介護中は少ない額とはいえ年金が支給されますが、それも親がいなくなれば支給されなくなります。
つまりそうなると残されたのは、職がなくただ年齢を重ねてしまった事実だけということ。
これでは40〜50代の6人に1人が無職というのも頷けます。
もはや世間がイメージする「普通」とはかけ離れた人生でしょう。
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悪いのは「無職」ではなく「無収入」
個人的に思っていることですが、無職って別に悪いことではないんですよ。
悪いのは無職ではなく無収入であることです。
収入があれば働く必要は一切ありませんからね。
「親の介護があるから働けない=仕方がない」で片付けるのではなく、たとえそういう状況下であっても必ず出来ることはあるはず。
人間生きている以上、完全に詰んだということはありません。
諦めている人は本当に全ての方法を模索しましたか?
やりもせず「多分難しい」など可能性だけで判断している人は絶対に多いと思います。
ミッシングワーカーでも出来る副業とは
ミッシングワーカーとして生活している人でも出来る副業を紹介したいと思います。
朝から晩まで親の介護でも、やろうと思えばきっと出来るものなので、ぜひご参考ください。
サイト運営
パソコン一台とネット環境のみで老若男女誰でも始めることができる「サイト運営」です。
介護で目が離せない状況でも、その側でパソコン作業はできますよね?
隙間時間でコツコツとブログやサイトを構築・運営しましょう。
ある程度形になったら、そこへアフィリエイト広告やアドセンス広告を設置して収入を得ることができます。
一般的な仕事に比べて自分のペースで作業できる分、本当に手が空いた時間だけで十分。
毎日2〜3時間でも充てられたらアフィリエイトとしてはそれなりの作業量です。
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電脳せどり・ドロップシッピング
せどりは外へ足を運んで仕入れたり発送するイメージがあるかもしれませんが、自宅からパソコン一台で仕入れから発送まで完結させることができます。
仕入れの際はアマゾンなどの大型セールを利用してみましょう。
意外なものを90%オフなど格安で手に入れることができます。
せどりの他にはドロップシッピングもおすすめ。
ドロップシッピングとは、簡単に言えばネットショップを開くことですね。
商品が売れてから物を仕入れるため、せどりのように売れなかった時のリスクがない点や、発送手続きもサイトが行ってくれるのが魅力です。
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在宅ワーク系
今は一昔前より自宅で出来る「在宅ワーク」が非常に増えました。
例えば以下のようなものがあります。
- データ入力
- ライティング
- オペレーター
- 占い師
- サイトチェック
在宅ワークのほとんどはパソコンを使用するので、やはり何をするにも一台は用意しておいた方がいいでしょう。
ちなみにデータ入力の場合はOfficeを使うことが多いので、OSはWindowsがおすすめ。
また、クラウドソーシングを使えば「スマホゲームのレベル上げ代行」など、変わった募集を見つけることができます。
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懸賞で稼ぐ
なかなか今の若い人には懸賞をする機会というのはないかもしれませんが、懸賞品の中には「純金」や「海外旅行」などとても高価なものがあったりします。
高価な懸賞品以外にも、日用品などの生活用品が貰えることもあるので、懸賞は節約にも大きな効果があります。
収入が少ないなら日々の出費は出来る限り抑えるようにしましょう。
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まとめ
今はまだ関係ないという人もいると思いますが、親の介護は多くの人にとってこれから先あることです。
やらなければいけないこととはいえ、それが理由で働く意欲があるにも関わらずミッシングワーカーとなってしまっては、あまりにも酷なことではないでしょうか。
しかしそうは言っても、誰にも頼ることはできず結局は自分自身でなんとかするしかありません。
今現在ミッシングワーカーとして生活する人は、そんな状況でも腐らずに抜け出す方法を見つけてほしいですね。