副業として始める人も多くなった動画サービス「ユーチューブ」が、規制強化のために新たなルールを設けるとのことです。
拝見したところ、お小遣い程度稼いでいた人や始めたばかりの人は相当厳しい状況に強いられるかもしれません。
今回はユーチューブの規制強化とその原因、副業として始める価値があるかどうかについて書きたいと思います。
ユーチューブで新たな規制
ユーチューブで動画投稿を行う人を対象に、公式から新たな規制を設けるとメールがありました。それが「チャンネル登録者1,000人以下」と「年間再生4,000時間以下」は広告による収益化をできなくするというもの。
以前「総再生回数一万回以下は収益化できない」という新規制がありましたが、今回もさらに規制が強化されたようですね。
これにより収入目的でユーチューブを始める人にとってはさらにハードルが高くなってしまいました。
規制強化の原因は海外のユーチューバーか
ユーチューブを始めたばかりの人が再生数を稼ぐには、それなりに注目を集めることをしなくてはいけません。
その一つが「過激な動画」です。
炎上しようが叩かれようが注目を集めることで登録者数も再生回数も増えます。
しかし運営はこれを良しとせず、過激なことはもちろん暴力的・差別的な動画に対しても厳しい規制を設けました。
それでも、中には過激なことを続けるユーチューバーがいます。
ローガンポールという人物
ローガンポールという1,500万人以上の登録者を持つ海外の人気ユーチューバーが、2017年12月末にある動画で大炎上を起こしました。
その舞台となったのがなんと日本。
ローガン氏は、浅草など有名観光地で迷惑行為(騒いで走り回る)及び差別や侮辱行為(日本人の身長など)を繰り返していたとのこと。まるで小学生のようですね。
にもかかわらず、これだけ多くの人に(おそらく同じ子供でしょうが)支持されているから世も末です。
炎上に至った最大のきっかけが青木ヶ原樹海での動画撮影。
これがあまりにも酷い内容、ひいては死者への冒涜であり、到底許されることではありませんでした。
何より驚いたのが、動画投稿者はもちろんのこと、それを視聴した数十万人が「いいね」をしていたことです。
以前よりユーチューブは実年齢あるいは精神年齢が低い人間が好んで見るコンテンツとは思っていましたが、まさかここまで倫理に欠けた未成熟な人間がいることに驚きを禁じ得ません。
ちなみにユーチューブはこの動画をきっかけに、ローガン氏との特別契約を解除されたようです。
才能がなくても稼げるだけに規制は必要
「過激なこと=誰でもできる」だけに規制が入るのは当たり前。
上で書いたような本来考えられない行為でもこれだけ注目を集めるのであれば、間違いなく真似をする人間が現れます。
どんな内容でも他人に迷惑をかけたり不快に思わせる動画に価値はありません。
例えば、何かでプロ並みのテクニックを披露したり、料理やイラストなど初心者へ指南する動画が高い評価を得るのはわかります。才能を活かして収入を得るのでむしろ理想形でしょう。
しかし、危険行為や騒ぐだけの動画など才能の欠片もありません。厳しい規制の下に淘汰されていくのは必然であり当然のことです。
おそらく今後ユーチューブで規制が緩くなることはなく、厳しくなっていく一方だと個人的には思います。
まとめ
今回の規制は、今現在トップユーチューバーと言われる人たちには全く影響がないものです。あくまで「過激なことして再生数は稼がせないよ」というユーチューブ側の警告でしょう。
私は副業としてユーチューブは一切考えていませんが、これから始める人はより一層厳しくなるであろう環境を踏まえて動画投稿を続ける必要があるかもしれません。
また、動画で稼ぐ方法は何もユーチューブに限らず、「Viibar」など動画制作のスキルを活かした副業などもあります。

