「文学フリマ」を利用することで自作した漫画や小説を販売して稼ぐことができます。
書き物や同人誌、文学が好きな方は一度は行かれたことがあるかもしれません。
今回は自作した文学を販売するお金の稼ぎ方をご紹介したいと思います。
文学フリマとは
文学フリマは「文学」に関係するもの、または出店者が文学と思っているものなら何でも売りに出すことができる展示会です。
その歴史は古く、初めて文学フリマが開催されたのは2002年の秋でした。
開催は年に数回、場所は東京での開催が最も多く、他にも大阪・名古屋・福岡・北海道など全国各地でも行われています。
時間に関しては11時〜夕方(17時頃)まで行われ、東京で開催された時の来場者は毎回3,000人以上の方が訪れています。
販売されているものは全て出店者が自作したものなので、例えるのであれば「コミケ(コミックマーケット)」に近い印象でしょうか。
欲しいものがあればすぐにその場で購入することが出来ます。
出店する場合に掛かる料金は?
文学フリマで出店・販売をする場合、一番気になる出店料は開催地によって異なります。
東京で行われる場合「5,000〜6,000円」、金沢で行われる場合「4,000〜5,000円」と掛かっても大体5,000円程のようです。一般的なフリーマーケットで支払う出店料と同じくらいですね。
支払いはクレジットカードでも可能ですが、PayPalのアカウントが必要になります。
また、出店するには公式サイトよりユーザー登録が必須です。細かいガイドなども載っていますので、出店を希望する場合は必ず目を通しておきましょう。
持ち込める作品に関しては、点数に制限はないようですが作品の内容に問題があるもの(法令に触れるものなど)は出品できないので気を付けましょう。
一般の来場料は無料!
一般の来場者は入場料など一切掛からないので、楽しそうだから見に行くという理由でももちろん入ることが出来ます。
文学フリマの販売相場は大体「数百円〜1,000円ちょっと」くらいの作品が多いかなぁという印象。
ページ数や作り込みによってだいぶ変わってくるので、色々買いたい場合は予算を多めに用意した方が良さそうですね。
ちなみに意外と値段設定を明示していない出店者などもいるそうなので、可能であるなら値段交渉をしてみてもいいかもしれません。
どんな作品が出品されているのか
実際に文学フリマではどのような作品が出品されているのか、いくつか挙げてみたいと思います。
小説
文学フリマというだけあってやはり多いジャンルです。
しかしあくまで出店者のほとんどが有名人でもなければ売れっ子作家でもありません。
手に取って買ってもらうにはそれだけの工夫が必要になるでしょう。
まず興味を惹くことが大事なので、パッと見目を引くようなインパクトのあるタイトルや表紙デザインにするのも方法の一つです。
漫画・イラスト
同人誌を求めて文学フリマに来られる方は非常に多いとのこと。
小説より売れやすいジャンルなので、自信がある方は少し強気な値段設定にしてもいいかもしれませんね。
自叙伝
小説などのフィクションとは違い自身の経験や体験談を綴った作品です。
全く知らない他人の自叙伝とか売れるのか?と思われるかもしれませんが、例えば「パソコン一台で月100万円稼いだ方法」なんてタイトルだったら気になりますよね。
ちょっとありがちな情報商材の宣伝文句みたいなタイトルかもしれませんが、要は「読んでみたい」と思わせられるかどうかということ。
何かあなたにしかない貴重な経験を持っていたら書いてみる価値はあると思います。
まとめ
文学フリマから有名になり小説家になるのも夢ではありません。
同人誌やイラストを描くのが好きな方はコミケ同様、お金を稼ぐ良い機会になりそうですね。
毎年どこかしらで開催されていますので、近場で行われるときは是非一度行かれて見てはいかがでしょうか。