サボテンを育ててふやして稼ぐ副業をご紹介します。
育てるのが比較的簡単で初心者にもおすすめの人気サボテン5種や、基本的な栽培方法とふやし方についても解説。
観葉植物が好きで繁殖ビジネスに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
サボテンを栽培・販売して稼ぐ
観葉植物として人気の高い「サボテン」を栽培・繁殖させることでお金を稼ぐことができます。サボテンにとって過ごしやすい環境を整えれば一年中いつでも育てることができるので、冬の時期から副業として始めることができるのも特徴です。
一口にサボテンと言ってもその見た目は多種多様で、種類によっては上手に育てることで何十年も元気に生き続けることもあります。
サボテンの需要は常に安定しているため、コツを掴めば安定した副収入を得ることができるでしょう。
サボテンは多肉植物にも分類され、基本的な育て方も多肉植物とよく似ています。
初心者として始める場合は、育てるのが簡単な種類やサイズが小さいミニサボテンから始めるのもおすすめです。
副業におすすめ!小型の「ミニサボテン」
サボテンの大きさは様々で、砂漠に生えているような人間より大きいサボテンもあれば、手のひらサイズのサボテンもあります。
小さなサボテンのことを「ミニサボテン」と言い、インテリアとしても飾りやすく、見た目の可愛さからも人気の高いサボテンです。
ミニサボテンの株はダイソーやセリアといった100円均一ショップで安価で手に入ります。
まずは近場の100均から探してみましょう。
原価はほとんどかからない!100均でも買えるミニサボテン
100均の観葉植物コーナーでサボテンは100〜300円で購入することができます。
こちらは実際の観葉植物コーナーですが、多肉植物も置いてますね。
サボテンもありました。
こちらは価格が300円の少し大きめのサボテンです。
今回訪れたダイソーでは「ハツヒノデ」や「ヒカダマ」が置いてありました。ヒカダマは春から夏にかけて綺麗な赤い花を咲かすサボテンです。
そしてミニサボテンがこちら。
カゴにびっしり敷き詰められたミニサボテンたち。
手に取ってみてもかなり小さいのが分かります。
こちらは「ハクリュウマル」という種類で、果肉の色が濃く、見た目はオーソドックスなサボテンですね。
こちらは「キンセイマル」という種類で、ハクリュウマルと比べると毛が多いサボテンです。
また、100均であれば栽培や植え替えに必要に土や植木鉢も手に入るので、必要なものを一式揃えることができます。
ただし、100均では仕入れるサボテンの品種も様々で、その品種も時期によって異なります。
目当ての欲しい種類がある場合は、育ちやすい時期に探してみたり店員さんに聞いてみるのもいいでしょう。
サボテンの基本的な育て方
サボテンの育て方は種類によっても異なりますが、大きく分けて夏に育つものと冬に育つものの2種類に分かれます。
夏生育型のサボテンは夏に育ち冬に休眠し、冬生育型のサボテンは冬に育ち夏に休眠しますが、夏生育型のサボテンを冬の時期も温かい室温で育てると休眠することができない場合があるので注意しましょう。
サボテンを育てるにあたって太陽光は欠かせません。
そのため置く場所は屋外か陽光が当たる風通しのいい室内になりますが、野外に置く場合は雨に濡れない軒下などに置きましょう。雨に晒すと過剰に水分を吸収して根腐れを起こしてしまいます。
サボテンの水やりについては、一般的な植物とは違い貯水タンクがあるため、ある程度水やりをしなくてもそう簡単に枯れることはありません。
乾燥が強い砂漠でサボテンだけが生きているのも中にたくさんの水を蓄えているためです。
水をあげる場合は一定の周期であげるようにしましょう。特に生長期は鉢から水が滴るほどたくさんの水をあげるとサボテンもどんどん成長します。
期間としては7〜10日に一回水やりをするだけで十分です。
基本飾るだけであまり手間がかからず、サボテンは多肉植物と同じで初心者でも育てやすい観葉植物ですね。
サボテンの基本的なふやし方
サボテンの種類によってふやし方は異なりますが、主に「挿し木」と「葉挿し」でふやすことができます。
例えば柱のように伸びたサボテンの場合、先端や枝の部分をカットして新しい苗とすることができます。カットした部分は自然とまた生えてくるので問題ありません。
丸い形のサボテンも株の周りに生えた子を挿し木として新たに育てることができます。
ウチワサボテンのような大きい葉が特徴のサボテンは、その葉をバラバラにカットして土の上に置くことで発芽します。
挿し木する際、カットした切り口は陰干しして十分に乾燥させてから用土に挿しましょう。水やりは2〜3日経ってからで大丈夫です。
また、成長するまでに時間はかかりますが、サボテンは種から育てることもできます。
挿し木や葉挿しに比べて大変にはなりますが、一度ゼロの状態からサボテンの成長を確認したい人は挑戦してみてもいいでしょう。
サボテンを個人で売るならフリマアプリがおすすめ
サボテンを繁殖させたら販売しましょう。
販売先におすすめなのはメルカリやラクマといったフリマアプリです。
すでにメルカリでも数多くのサボテンが出品されています。
価格は様々ですが、珍しい種類であれば高値で取引されることもあります。
商品写真を撮影する際はサボテンが生き生きとして写るよう色も鮮やかに撮りましょう。
規模が大きくなればネットショップの開設
フリマアプリでの出品・収益化に慣れてきたら、自分でネットショップを開設してみるのもおすすめです。
フリマアプリの場合は毎回取引の際に手数料が差し引かれてしまいますが、個人のネットショップを開設すればそれら費用を抑えることができます。
BASE(ベイス)のようなサービスを利用する場合は毎月の利用料や決済手数料がかかりますが、自分でドメイン取得からサイト公開までできればさらに安く済ませることができます。
個人でネットショップを開く場合は集客が肝(きも)になりますが、フリマアプリで販売した際に「こちらのサイトでも観葉植物を販売していますので、ぜひよろしかったら見てくださいね。」など一言宣伝してみるのもいいでしょう。
栽培が簡単で初心者にもおすすめの人気サボテン5選!
初心者がサボテンの副業を始める場合におすすめの種類を5つご紹介します。
サボテンは種類によって色・形・大きさも全く異なりますが、前述したように基本的な育て方は変わりません。
どれも可愛くて特徴的な見た目をしたサボテンなので、好みのものがあれば育ててみましょう。
ウチワサボテン
名前からも分かる通りウチワ状に育つサボテンです。
夏生育型のサボテンで屋外に置いた方がすくすくと育ちます。
葉をバラバラにカットしてふやす「葉挿し」ができるサボテンです。
竜神木
「竜神木」という神々しい名前をしたメキシコ産のサボテンです。
柱状に伸びた形が特徴のサボテンで、誰もがサボテンといえば想像するシンプルなフォルムをしています。
陽光を好む夏生育型のサボテンです。
ランポー玉
アストロフィツム属というサボテンに分類される変わった形をしたサボテンです。
その特徴はなんといってもサボテンなのに棘がないという点で、逆にその姿が珍しく人気の高い種類です。
夏生育型のサボテンで日当たりを好みます。
緋牡丹(ひぼたん)
「緋牡丹(ひぼたん)」は、球状で全身が赤みがかっているのが特徴のサボテンです。
緋牡丹は葉緑素を持たず、根付きしないため他の柱状のサボテンなどに接ぎ木して育てます。
土台となるサボテンが必要になるため少し特殊なサボテンにはなりますが、育て方は他のサボテンと基本的に変わりません。
まるでカツラのような見た目が可愛くて人気のサボテンです。
マミラリア
マミラリア属というメキシコ産のサボテンです。
「玉翁」や「マミラリア・デュエイ」といった種類がありますが、その特徴はふわふわとした白い毛が生えていることです。
毛をまとった見た目が可愛らしく人気で、種類によって紫紅色やクリーム色の花をつけます。
棘は柔らかく、冬生育型のサボテンです。
寄せ植えやハンギングで他の出品者と差別化を図る
単純に一つのサボテンを繁殖させて販売するのもいいですが、他のサボテンや多肉植物と寄せ植えして可愛いオリジナル観葉植物として販売してみたり、壁に吊るして鑑賞できる「ハンギング」として販売してみるのも、他の出品者と差別化を図ることができるのでおすすめです。
サボテンだけでなく、植木鉢のデザインを変えてみたり、飾りを添えてみるのも目に止まりやすくなります。
栽培や販売に慣れてきたら一工夫してみましょう。
まとめ
サボテンは一般的な多肉植物と同じように、初心者でも難しいことなく栽培してふやすことができる植物です。
種類によって多少育て方や大きさは異なってきますが、どれも可愛くて見ているだけでも癒し効果があります。
サボテンは需要が安定しており、環境を整えてあげれば一年中いつでも育てることができるのも特徴です。
趣味と実益を兼ねたサボテン副業をぜひ始めてみましょう。