単身者で毎日生きていくのがやっとだという人はどのくらいいるでしょうか。
給料が上がりにくく、精神が壊れて自ら命を絶つ人も多い日本では、そういった状況にいる人は珍しくありません。
今回は、全く先が見えずに絶望している38歳男性の人生について語りたいと思います。
38歳男性の過酷な現実
都内の家賃3万円台のアパートに住む38歳男性のNさんは、30代を過ぎてからアルバイトや日雇いを転々と渡り歩きながら1人で生活をしています。
アパートは風呂なしで共同トイレ、人間1人が生活できるだけのスペースしかありません。そんな物件でも都内だと家賃は3万円以上します。
月に稼ぐ収入はおよそ10万円で、家賃と光熱費、携帯代や食費を差し引くと手元にはほとんど残りません。節制しても毎日食べていくだけで精一杯です。
Nさんは「歳を重ねるたびに普通のアルバイトでも採用されにくくなり、今は日雇いで仕事がもらえるだけでもありがたい」と話しますが、それもいつまで続けられるか分かりません。
年齢が増えることは足枷にしかならず、40歳を越えればますます状況は過酷を極めていきます。
もう長い間まともな食事をとっていない
月収10万円では外食はおろかコンビニの弁当すら高価なものになります。
そのため、Nさんの食事は賞味期限間近の数十円の惣菜パンやインスタントラーメン1杯でその日を過ごすことも珍しくありません。
不健康な食生活のためか、最近では腹部や背中付近に内臓痛を感じるとのことです。
「自分には何もない」若さを無駄にした後悔の日々
Nさんは元々10代の頃から引きこもりがちで、中学から徐々に学校へ行かなくなり高校には進学したものの中退、それからたまにアルバイトをしてはすぐに辞め、30代手前までほぼ実家に引きこもった状態が続きました。
しかしそんな状況を両親には許してもらえず、引越しに必要な初期費用と数ヶ月分の生活費を渡され実家を出ることになりました。
それからは前述したようにアルバイトや日雇い派遣でなんとか生計を立てる毎日。
「自分には何もない」そう語るNさんは、無駄に年齢だけを重ねてきた自分に強い後悔の念を抱いています。職歴や学歴はなく、仕事に活かせるようなスキルもありません。
同世代は結婚して子供もいます。仕事もキャリアを積んで責任を任される管理職に付いているかもしれません。
他と比べるとその劣等感は凄まじいものです。
何もない中年男性が這い上がる方法
Nさんと似たような生活を送っている人は世の中にざらにいます。そして社会はそういった人を助けてはくれません。
「もうどうしようもないのか…」そう感じてしまうのも無理ありませんが、決して這い上がれないとは私は思いません。
具体的な方法をご紹介します。
パソコン1台あれば自分で稼げる時代
世の中にパソコンが普及してから自分の力だけで収入を得ることも簡単になりました。
もちろん大金を稼ぐのは簡単ではありませんが、日々の生活費の足しになる数万円程度の収入であれば作ることができます。
代表的なのがアフィリエイトで、他にもユーチューブへの動画投稿やイラスト制作など様々あります。自分に最も合ったものがいいでしょう。
パソコンを持っていないという人もいると思いますが、ローンを組んででも1台用意することをおすすめします。スペックにこだわらなければ格安のパソコンも売っています。
底辺は武器になる!失うものがないなら全てをさらけ出そう
ユーチューブといえば誰でも参入できる夢のあるコンテンツですが、「そんなの何もない自分ができるはずがない」なんて思われるかもしれません。
ですが、全くそんなことないのです。誰でもできるし稼げる可能性があります。
では具体的にどんな動画を投稿するのかということですが、まさに今の状況である「底辺」を武器にしましょう。
こんな言い方をするのは良くありませんが、人間というのは他人を見下すことで安心感や優越感を得る生き物です。
実際にユーチューブの動画検索でもホームレスや貧困のドキュメンタリーは安定した再生数があります。
また、ただの会社員がただの日常を撮影した「25歳OLのモーニングルーティン」や「工場に勤務する陰キャ男子の生活」のような動画でもそれなりの再生数を稼げます。
38歳の中年男性でも、ありのままの底辺をさらけ出すことで興味が惹かれる人は必ずいます。コメント欄で叩かれても再生数が稼げればそんなものは関係ありません。
もちろん全く編集もしていない面白味に欠ける動画だと再生数は伸びませんが、とりあえずやってみるだけでも分かってくることは多いでしょう。
まとめ
38歳まで何もしてこなかった状況に後悔する気持ちも分かりますが、だからと言ってただ絶望しているだけでは何も変わりません。
失うものがないのであれば何にでもチャレンジするべきです。失敗を恐れて挑戦しない人は絶対に成功することもありません。
状況を変えることができるのは他でもない自分自身なので、さらに年齢を重ねて本当に手遅れになる前に、自分で稼ぐ力を養いましょう。