コーヒースタンドを開業して稼ぐ副業をご紹介します。
コーヒー豆から自分で作りたい人のために、コーヒーの木の栽培方法などについても解説します。
コーヒーが好きな方や、コーヒー講座を受けてみたい方もぜひ参考にしてみてください。
コーヒースタンドを開業して稼ぐ副業とは
コーヒースタンドは、コーヒーを提供することを目的とした小規模な飲食店のことです。
カフェと似ていますが、カフェは店内でドリンクや軽食を楽しむことがメインとなり、一方でコーヒースタンドは基本的にテイクアウトになります。イートインはあったとしても立ち飲みスペースなどごくわずかです。
コーヒースタンドは店内でコーヒーを楽しんでもらうことが主な目的ではなく、コーヒーを販売するための店舗と言えるでしょう。
このコーヒースタンドを開業し売上を出して稼ぐのが、コーヒースタンドの副業です。
コーヒースタンドを開業して稼ぐ副業のメリット
コーヒースタンドで開業して稼ぐ副業の主なメリット紹介します。
これから始めてみたい方や興味がある方は参考にしてみてください。
少ない資金で開業できる
飲食店を開業するためには、一般的に高額な資金が必要になります。
店舗用の物件の取得、または賃貸にかかる費用、店舗の外装・内装工事費用、店舗に必要な物品の購入費用など、それなりのイニシャルコストが発生します。
店舗の種類や規模にもよりますが、おおよそ数百万円以上かかるのが普通です。
資金がなければ開業はできないため、まずは資金調達が必要になりますが、自己資金を貯める・金融期間から融資を受けるなどの方法があるものの、高額な資金を用意するとなると、長期間や複雑な手続きを要するでしょう。
その点、規模の小さいコーヒースタンドは開業資金が少なく済みます。
例えば、わずかな狭いスペースでも営業できるので、物件取得にかかる費用を抑えられます。外装・内装の工事もそれほどお金をかけずに仕上げられるでしょう。
何よりイートインスペースが必要ないので、テーブルやイスなどの備品も用意する必要がなく、物品購入費も安く済ませられます。
経費が少なく済む
飲食店を開業する場合、初期費用だけでなく、日々発生する支出に関しても留意する必要があります。
店舗の家賃、仕入れ費用、光熱水費、消耗品費など、経営にはそれなりに経費がかかります。
店の規模が大きくなるとその分こうした経費もかさむことになりますが、規模の小さなコーヒースタンドであれば日常的な経費も安く抑えられるでしょう。
自分だけで経営できる
飲食店の経営でコストが高くなりがちなのが人件費です。
規模が大きな飲食店や営業時間が長い飲食店は、オーナーだけで回すのは難しいため、スタッフを雇用することになります。
何人雇うのか、どれくらいの時間シフトに入るのかにもよりますが、1人当たり少なくとも数万円は給料が発生するでしょう。
スタッフが多いと店が回しやすくなるものの、その分店の利益は減っていきますが、コーヒースタンドは飲食店としてはかなり小さく、また副業であれば営業時間も限られるので、オーナー1人で切り盛りすることも不可能ではありません。
人件費をコストカットしながら、自分1人でカジュアルに経営できるのもコーヒースタンド開業の魅力です。
コーヒースタンドを開業するまでの流れ
コーヒースタンドを開業するまでの流れを解説します。
大まかな流れを知って準備しましょう。
資金を用意する
まずはコーヒースタンド開業のための資金を用意します。
資金は開業のための設備などを揃える初期費用のほか、当面経営できるだけの運転費用も見ておきましょう。
金融機関から融資を受ける場合は、申込から実際に融資が下りるまで、少なくとも1~2ヶ月程度はかかるので、余裕を持って動くことが大切です。
店舗用の物件を確保する
店舗用の物件を探し契約します。
なお、物件によって飲食店として使用の可不可が異なるため注意が必要です。
設備がないまっさらな状態の「スケルトン物件」は、自分で内装・外装を自由にデザインできることが強みで、「居抜き物件」は前の入居者の設備がある程度残っているため、店舗設備を整えるための費用が節約できることが魅力です。
仕入れ先を確保する
コーヒーなど、店舗で取り扱う商品の材料・消耗品の仕入れ先を確保します。
複数の業者から見積りを取り、しっかり比較するのがコストを抑えるコツです。
店舗に必要な工事を行う
店舗の外装・内装などの工事を行い、併せて必要な設備・什器なども設置します。
お客様に対応するときの自分の導線やお客様の導線を具体的にイメージしながら、スムーズに動けるような店内デザインを考えましょう。
必要な資格・許可を取得する
飲食店を営業するためには「食品衛生責任者」の資格を取る必要があります。
講習を受け試験に合格すれば、最短1日で取得できます。
また、保健所の検査を受け「飲食店営業許可」も得なければいけません。
こちらは申請から許可取得まである程度時間がかかる可能性もあるので、オープンに間に合うよう、しっかりスケジューリングをした上で申請手続きを行いましょう。
オープンに向けて細かい部分を決める
メニューや店内の装飾、宣伝など、オープンに向けてさらに細かい部分を決めていきます。
メニュー表・宣伝チラシなどの印刷物の手配も必要です。
いざオープンした後に「あれが足りなかった」とならないよう、実際の営業を想定しながら、しっかり必要なものの準備や環境づくりを進めましょう。
開業に関する届け出を行う
個人事業主としてコーヒースタンドを経営する場合、店舗のある地域を管轄する税務署に「開業届」を提出する必要があります。
開業届を出さないと、確定申告において「青色申告特別控除」を受けることができないため、節税面で大きな損をしてしまうことになります。
開業後おおよそ1ヶ月以内を目安に、できる限り速やかに提出しましょう。
よりこだわるなら豆から手作り!コーヒーの木の栽培方法
よりこだわりを詰め込んだコーヒーを提供したいなら、コーヒーの木を栽培して豆から自分で手作りするのも1つの方法です。
コーヒーはコーヒー農家などのプロでなければ育てられないとイメージする方もいるかもしれませんが、意外と趣味で栽培している人も少なくありません。
栽培の仕方はそれほど難しくなく、普通の観葉植物と同じように育てることができます。
季節に応じて量を考えながら水やりを行い、直射日光や寒い場所を避けて置く、これが基本となります。
葉をこまめに拭いてゴミや汚れを取り除き、光合成がしやすい環境をつくってあげることで、上手く育てば白い花が咲いて実を結びます。
収穫までは早くて3年ほどかかるので、余裕を持ってじっくり育てましょう。
また、暑さや乾燥に強いことや、みずみずしい緑の葉の美しさから、コーヒーの木は観葉植物としても人気があります。
初心者はコーヒー講座を受講して学ぶのもおすすめ
コーヒースタンドを副業として経営したいと考えているものの、コーヒーに関して全くの初心者だと不安に感じる方もいると思います。
そんなコーヒー初心者におすすめなのが「コーヒー講座」です。
コーヒー講座では、コーヒー豆の種類や焙煎方法、淹れる手順などの基礎的な内容を学ぶことができます。
また、講座によってはコーヒーショップを経営するためのノウハウなどを教えてくれるものもあります。
中にはコーヒー関連の資格取得を目指す講座もあるので、自分がどのレベルまで目指すのか考えながら選ぶとよいでしょう。
まとめ
コーヒースタンドを開業し稼ぐ副業には、さまざまなメリットがあります。基本的に小規模になるので1人でも経営しやすく、またリスクが小さいことから飲食店経営が初心者の方にもおすすめです。
コーヒーの木を自分で栽培し豆を収穫できれば、オリジナル性の高いコーヒーを提供することもでき、こだわりを詰め込める楽しさもあります。
コーヒーが好きな人は、ぜひコーヒースタンド開業について検討してみてはいかがでしょうか。