FXトレーダーにとって気を付けたいのが「元本割れによる追証のリスク」です。
これにより大きな借金を抱えてしまう人も珍しくありません。
元本割れは高いレバレッジや相場が急変することで起こりうるものですが、今回は「そうではない」ある変わったケースをご紹介したいと思います。
FXの元本割れとは
元本割れとは、投資や資産運用の結果が悪くなることで、用意した資金(投資金額)を下回ってしまうことを言います。
FXに限らず投資の多くは常にこのリスクがつきまといます。
今回はFXによる元本割れの話になりますが、トレーダーの方はご存知の通り、FXには元の資金よりも何倍もの金額で取引が出来る「レバレッジ」があります。
レバレッジを上げることで利益が出た時のリターンが大きくなる一方、予想が外れれば大損失。
最悪の場合、元本を割ってしまい追証が必要になることもあります。
上記の場合は結果的に自業自得ですが、そうではなくても大きな借金を背負ってしまうことがあるのです。
元本割れにはこんなレアケースがある!
FXをやっているのは自分なのに損失を出した責任がその本人にはない。そんなケースがあります。
それは、不慮の事故などにより本人が命を落とす場合です。
ポジションを保持、トレードをしている状態のまま本人がいなくなってしまえば、当然ポジションはそのままです。
相場の変動により状況がどんどんと悪くなり、終いには元本割れを起こし、誰も知らぬ間に借金となる。
そして、この借金は内容証明書を通して残された遺族に伝えられ、その支払い義務は遺族にあるのです。
実際にこのようなことが起きたことはあるそうです。
追証しないために事前に出来る対策
追証をしない、ひいては借金をしないために事前に出来る対策をしておきましょう。
情報を共有しておく
「FX取引をしている」「投資をしている」という話を身内にしておくことです。
または、万が一に備えて大事なことを書き記した遺書のようなものを残しておくのも一つの方法ですね。
過剰にレバレッジを上げない
あまりにも無理にレバレッジを上げないようにしましょう。
とは言っても、日本国内の証券会社は以前の規制によりレバレッジもそこまで上げることが出来なくなりました。
追証がない証券会社を選ぶ
一番おすすめなのが、そもそも追証がない証券会社を選ぶことです。
私が追証のない業者で最もおすすめしたいのが「XM」ですね。
レバレッジは最大で888倍と日本では考えられないほど上げることが可能にもかかわらず、元本割れをしません。
もちろん、少ない資金でレバレッジを最大まで上げたら秒で溶けてしまう可能性はありますが、それでもやはり追証がないというのは大きな魅力です。
口座選びで迷っている方は是非証券選びの際に参考にしてみてください。
AIに運用を任せる
ポジションを決済できないことが原因で元本割れしてしまうなら、自動で決済してくれるAIに運用を任せるというのも一つの方法です。
設定した通り機械的にトレードしてくれるので、過度にリスクを背負うようなことは極めて低くなります。
AIを使ったサービスを行っている証券会社はいくつかあるので、自分に合ったものを選びましょう。
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まとめ
株やFXで大事なことにリスク管理がありますが、そのリスク管理を徹底していても、今回書いたようなケースには備えていなかった人も多いのではないでしょうか。
自分がいなくなった後の世の中なんてどうでもいいかもしれませんが、それが親族とあらばそうはいきませんよね。
生きているうちに出来ることはやっておきましょう。