まさに隙間産業とも言えるサービス「エクボクローク」についてご紹介したいと思います。お店を経営していてさらに利益を上げたい人や、何か変わったビジネスのアイデアを探している人の参考になるかもしれません。
ハロウィンで商機を見出す
今やハロウィンは日本にとって一大イベントになりましたね。端から見て「ただ騒ぎたいだけ」なんて感じる人も多いかもしれませんが、このハロウィンが日本経済にとっては大きなプラスをもたらします。
その理由は、衣装やメイク・お菓子など、ハロウィンが近づくと関連分野の商品が爆発的に売れるからです。今ではバレンタインより経済効果が高いとも言われています。
財布の紐が固いと言われる昨今、個人的にはハロウィンで盛り上がることは素晴らしいことだと思います。
しかしその一方で、ある問題が起きました。
都内の問題「コインロッカー不足」
ハロウィンといえば仮装ですが、人によってはこの衣装道具などで大きな荷物になる場合もありますよね。そんな時に使うのが駅にあるコインロッカーですが、ハロウィンなどあれだけ人が集まれば当然ロッカーの数は足りなくなります。
そのため荷物を持ったままハロウィンに参加する人もいるそうです。
ロッカー難民の救世主!「エクボクローク」とは
そんなロッカー難民とも言える人たちの助けとなるサービスが「エクボクローク」です。
名前からではどんなサービスか想像がつきませんが、これは企業が店舗に向けて空きスペースを有効活用させるサービスです。利用する店舗は喫茶店など様々。
例えば、荷物を預けたくて困っているユーザーがエクボクロークから預けたい場所や日時を検索します。すると、登録してある店舗の中から該当する店舗が検索結果に表示され、そこへ足を運ぶことで荷物を預けることができるというわけです。
料金も荷物一つにつき300〜600円程度(一部が店舗の収益に)と、コインロッカーで預けるのとそれほど変わりません。
サービスを利用する店舗側は、荷物が置けそうなスペースさえあれば利用することができるので、ちょっとした収入アップを図ることができます。
店舗にとってのメリットは別にある!
ですがいくらスペースがあると言っても預かる荷物には限度がありますし、収益的にもごくわずかだと思います。
しかしこのサービスのメリットはそこではありません。荷物を預けるために来た利用者にお店のサービスそのものを利用してもらうところにあります。
つまりエクボクロークは集客効果も見込めるということですね。
イマイチ売り上げが芳しくない店舗は、このようなサービスを取り入れてみるのも利益を上げる方法の一つです。
確かなニーズに応えた隙間産業
「荷物を預けておける場所があればなぁ…」というニーズに見事に応えたのがエクボクロークです。
大ヒットしたこのサービスは毎月利用者が右肩上がりで増えているとのことで、サービスを導入する店舗もすでに全国で1,000店舗を超えているそうです。
このように意外と多くの人が悩んでいるのに解決策がないものに目を向けると、儲けるヒントを見つけることができるかもしれません。
民泊もそうですが、これからさらにインバウンド消費が高まる日本で、外国人も意識したサービスを考えてみましょう。
まとめ
あらゆる業界が時代に合わせて新しいサービスを展開する中、個人で儲かる商売を見つけるのはなかなか難しいことではありますが、大事なのは挑戦することです。
仮に失敗しても、今の成功者たちのほとんどは失敗の経験をもとに成功しています。
「こんなサービスがあったら儲かるかもしれない…」なんてアイデアがあれば、迷わずそれに向けて動いてみてはいかがでしょうか。