そんな理由で!?と思わず驚いてしまう本当にあった退職理由を8つご紹介します。
業種や雇用形態は特に問わず、正社員でもアルバイトでも実際にあった退職理由になりますが、中には耳を疑いたくなるような理由もあります。
もちろん事実とは異なる「嘘」として退職理由に使った場合もあると思いますが、仮に嘘でもそれを実際に退職理由にして本人は辞めようとしているので、明らかに嘘と分かるものでも今回退職理由として挙げています。
本当にあった驚きの退職理由8選
様々なベンチャー企業に勤めてきた筆者自身の経験談や、友人や知人から聞いた話など、実際に存在した驚きの退職理由を8つご紹介します。
まさかという理由もありますが、本当に世の中には色々な人がいると改めて実感します。
◯◯さんが嫌い
「◯◯さんが嫌いだから辞めます」とはっきり個人名を出して退職した方です。
これは意外と世の中では見られる退職理由の1つかと思われますが、この理由で驚いたのは、なんと本人にも「お前が嫌いだから辞める」と伝えたことです。
とは言っても、言われた側も仲が悪いのは分かっているので特に大きく動揺するようなことはありませんでした。
常々思いますが、不特定多数の人間が集まる会社で働く以上、必ずと言っていいほど相性の悪い人間というのは存在します。これはもう経験上も間違いなく、必ずどこの会社もそういう人間が1人以上います。
そのたった1人の人間にストレスが溜まって嫌になることは多くの人が経験あると思いますが、やはりそれに耐えられないという人はこういうケースで辞めてしまうのでしょう。
ですが、もし筆者が辞める立場の人間であれば、やはり嫌いな人間でも直接本人に言うことはできません。退職すれば二度とその人間に会うこともないので、あまり波風を立てずに辞めると思います。
癌ができた
「多分癌ができたので辞めます」という退職理由です。
癌というのも驚きですが、その前に「多分」と付けているのも驚きます。
確かに癌であれば早期発見の段階で一刻も早く病院へ行き入院しなければいけません。ですがこの方の場合は99%嘘を使った退職理由であることは誰でも分かります。
言われた上司も思わず聞き返してしまうレベルだと思いますが、その方はまだ年齢も若く、とにかくもう理由はなんでもいいから辞めたかったのでしょう。
実際かなり心身ともに参っている様子だったそうです。
転勤の可能性
「転勤があるかもしれないと聞いたので辞めます」という退職理由です。
この方は実際にこの会社へ入社するまで転勤があることを知らず、入社してからこの事実を知って退職しました。
確かにそこは転勤の可能性がある会社でしたが、それはあくまで可能性の話であり、転勤命令が実際にあったわけではありません。というより、その方は研修すらまだろくに終わっていない入社したばかりの人間です。
にもかかわらず、「転勤する可能性がある」という理由だけで会社を辞めていきました。
転勤が嫌だという理由は分かりますが、せめてその話が本当にあった場合に考えるということはできなかったのか…
とにかく辞めたい
「とにかく辞めたい」という退職理由です。
もはや理由になってはいませんが、その方は本当に逃げるように会社を辞めました。
それなりに長く勤めた古参の方で年齢も結構いっている方でしたが、他の部署の人はその方が辞めたことに数日経ってから気付くレベルで突然いなくなります。ちなみに筆者自身がその後から気付いた人間ですが、その時はまぁ驚きました。
業種は伏せますが、その会社はいくつか地方に店舗を持っている会社で、辞めた方は店舗へ行って店長などとやり取りをしている総務の人間でした。
そして辞めてから何日か経って退職した理由が分かるのですが、とある1店舗で辞めなければならないほどのミスを犯して、どうやらそれがバレる前に辞めるに至ったとのこと。
もちろんその後本人と色々あったそうですが、他部署でそこまで関わりがなかった筆者は詳細までは教えてもらえませんでした。
一体何をやらかしたのやら…彼が消されていないことを祈ります。
ペットが亡くなった
「飼っていたペットが亡くなったので辞めます」という退職理由です。
もちろんペットであっても家族同然なので、本当に辛いであろう気持ちは察するに余りありますが、数日会社を休みたいなどではなく退職までされてしまうのは驚きました。
退職した後の生活はどうするのか、そのあたりが最後まで疑問でしたが、大切なペットが亡くなって憔悴しきっていたそうです。
ちなみにペットは犬とのことでした。
宝くじが当たった
「宝くじが当たったので辞めます」という退職理由です。
これは働く人の誰もが一度は妄想したことがあるかもしれません。
筆者も「宝くじでも当たって会社辞めたいなぁ…」なんて妄想は何度したか分かりません。ですが、まさかそれを実際に口にする人がいたことに驚きです。
この退職理由も十中八九嘘だとは思いますが、仮に本当であれば筆者なら間違っても宝くじが当たったことなんて口外しません。
なので、口にしたということはおそらくそれが嘘だからでしょう。
親に辞めなさいと言われた
「親に辞めなさいと言われたので辞めます」という退職理由です。
これはアルバイトの募集でしたが、採用されて2回目の出勤時にこれを言って辞めていきました。
確かに業務内容には多少グレーな部分というか抵抗がある人もいる内容かもしれませんが(とは言ってももちろん犯罪的なことではありません)、それが不満であれば自分の意思で「やっぱりすみませんが…」と言えばいいのではないかと個人的には思います。
20歳そこそこの大人が親に報告して「辞めなさいと言われたから辞める」というのは傍から見ても恥ずかしいことこの上ありません。
しかも驚くのはこれだけではなく、なんと退職後にその親御さんから会社まで電話がありました。
対応したのは人事の方でしたが、どういう旨の内容だったのか聞いてみると、やはり業務内容についてのクレームに近い電話だったとのことです。
ちなみに業務内容とは、ざっくり言えばいわゆるステマと呼ばれる商品の販促を促すようなことです。あくまでざっくりとですが。
以前に「受かる気ある!?本当に来た面接のやばい応募者8選」という記事で、親が面接にまで付いてきたと書いたことがありますが、親が過保護になって出てくるパターンは実際に意外とあります。
本人の今後のためにも、成人を迎えたらそういうことは親に頼らない方がいいでしょう。
頭が痛い
「頭が痛くなるから辞めます」という退職理由です。
頭が痛くなることは誰でもありますが、それを退職理由として辞めていかれるパターンは筆者も初めて見ました。
この方もアルバイトとして入社してから1か月と経たないうちに辞めたのですが、正確には退職する日の当日に「すみません頭が痛くて…」と言って早退し、その日のうちに会社に連絡が来て退職という形になりました。
どうやらその方は入社してから出勤すると頭が痛くなったり体調が悪くなることが多く、それが辛くて退職を希望されたそうです。
他の人にはそのようなことがなかったので会社の環境が悪いということはなさそうですが、確かに体調が辛い中何時間も働くのはしんどいと思います。
その方がどこへ行っても同じような症状が出ないといいのですが、体調を崩しやすい人というのは今までにも何人かいました。
まとめ
退職理由というのは人によって様々ありますが、やはり中には驚くような理由を告げて辞めていく人がいます。
筆者の経験や人づてに聞いた話でもこれだけ意外な退職理由があるので、企業の採用担当というか人事の方は、今回挙げた内容以上にとんでもない経験をされているかもしれません。
退職理由について個人的に思うのが、たとえそれが事実であったとしても、馬鹿正直に辞める理由にはせず、一般的に多い理由を適当に使って辞めればいいのではと思ってしまいます。