日本はホワイトハッカーがとても足りていません。
人材不足が深刻化し、国も人材の育成へと対策に乗り出す事態です。
今回はそんな需要が高まる注目の職業についてご紹介したいと思います。
ホワイトハッカーとは
ホワイトハッカーとは、ネットを介してサイバー攻撃や不正アクセスから情報を守るエンジニアのことを言います。
ネットの普及と共に不正行為を行うネット犯罪は急増。
マルウェアと呼ばれるウイルスは一日に100万種類以上生み出されるほどです。
そういったウイルスやハッキングから被害を防ぐためのホワイトハッカーは、世の中で欠かすことのできない仕事の一つと言われています。
最も食いっぱぐれない職業
ホワイトハッカーとして技術や知識を身に付けることができれば、まず食いっぱぐれることはありません。
それだけ人が足りておらず、業界トップで働く人は常にオーバーワークが続いています。
サイバーテロは主に官公庁など国の重要機関を標的にしますが、一般企業もターゲットにされます。
ネットでサービスを展開する企業にとっては驚異の一つでもあるため、ホワイトハッカーやセキュリティエンジニアはどんな業界でも必要とされる存在なのです。
以下の資料を見ると、「守りのIT」と呼ばれるようにセキュリティに力を入れたいというのが見て分かります。
人が足りていない分、その給料事情もかなり良いとのことで、年収が1,000万円を超えることも珍しくないんだとか…
止まない中国からのサイバー攻撃
ここ数年の日本へのサイバー攻撃は後を絶たず、被害は年間200億を超えるとも言われています。
そのほとんどが中国からの攻撃であり、中国国内専用のSNSではハッカー集団内で「日本を潰そう」とやり取りがされるほど。
ハッカーの攻撃をいち早く防ぐためには中国語を習得していることなども必要になってくるかもしれませんね。
人手不足が深刻化!IT技術者の育成が国の課題へ
何度も書いていますが、今日本ではホワイトハッカー含めIT技術者がとても足りていません。
政府でもどのようにして今後技術者を確保していくか対策が練られています。
これからの経済発展のためにはIT技術者が必要であり、国の大きな課題の一つとされています。
2020年から小学校でプロミングが必修化!?
その対策の一つとして、2020年からは小学校でもプログラミングの授業を必修科目とする動きがあります。
プログラムの基礎を国語や算数と同じように学ぶことで、ITという世界に子供の頃から興味を持ってもらう狙いがあるようですね。
個人的にはとても羨ましく素晴らしいと思います。
苦手な人には苦痛かもしれませんが、これから生きていく上でインターネットは切り離せません。ネットに疎い人間はあらゆる場面で遅れを取ることになります。
ITエンジニア・プログラマーが将来なりたい職業で第一位!
中学生・高校生の男子生徒が将来なりたい職業別ランキング(中高生が思い描く将来についての意識調査2017)ではIT技術者が堂々の第一位となりました。
最近では親御さんで子供にプログラミングを習い事にさせるケースも増えており、まさにIT業界は活況と言えます。
ちなみにそれは求人倍率を見ても一目瞭然。
IT業界の求人倍率は年々増加傾向にあります。こちらの資料をご覧ください。
左が業種別、右が職種別です。
赤い丸で囲まれているのがIT関連のグラフですが、他業種より圧倒的に高いのが分かると思います。
このようにホワイトハッカーに限らず、IT技術者は多くの人が目指し、必要とされる職業になりました。
ホワイトハッカーになるにはどうすればいいか
ホワイトハッカーになる方法や流れなどを書いてみたいと思います。
あらゆるプログラミング言語を習得する
海外からのサイバー攻撃にはどのような言語や手段が用いられるか分かりません。
そのため、ホワイトハッカーはあらゆるプログラミング言語を習得している必要があります。
実際に日本で活躍するトップクラスのホワイトハッカーも、主要なプログラミング言語を若い頃から勉強し、そのほとんどを極めたそうです。
また、プログラミング同様にウイルスに関しても深い知識が必要とされます。
企業のセキュリティを担当する
私がweb業界に勤めている時もセキュリティを担当している人は必ずいました。
実際に勤務中海外からサイトに攻撃を仕掛けられたこともあります。
攻撃内容は「サイトの改ざん」。
内部へ侵入しサイトのコードを書き換えることで、運営者が意図しないリンクや画像を表示させるというものです。
このように一般の企業でもサイバー攻撃の被害に遭うことは珍しくありません。
ホワイトハッカーとして技術を身に付けたい人は、まずは企業のセキュリティ担当を目指しましょう。
有名転職サイトを活用する
ITエンジニアで成功したい人は優良な転職サイトを積極的に使っていきましょう。
私も転職サイトで話を聞いたりお世話になったことがありますが、さすがプロの支援なだけあって貴重な情報なども色々と得ることができました。
現在は他業種で働いている人でもITエンジニアを目指すことはもちろん可能です。
いくつかおすすめのサイトをご紹介したいと思います。
ワークポート
株式会社WORKPORT(ワークポート)は「ワークポートグループ」という総合人材紹介会社ですが、元々はIT専門で紹介していた会社なのでIT業界に関してはかなり強みと実績もあります。
転職支援を受けるのに費用は必要なく、完全無料でサービスを受けることができます。
マイナビエージェント
大手企業からベンチャー企業まで、幅広くIT企業を揃えているのがマイナビエージェントです。
一人一人の希望に合った企業を探すことができ、転職希望者のわがままにも応えてくれます。
最も不安な面接対策もマイナビでは個別に指導を受けることができます。
ギークスジョブ
ITエンジニアはフリーランスで働く人も多くいます。
そんな方におすすめしたいのが「ギークスジョブ」。
ギークスジョブでは登録しているエンジニアがなんと10,000人以上!多くのエンジニアに支持されています。
「バリバリ働くのではなくプライベートと両立して働きたい」なんて働き方も可能です。
案件も得意な言語から探すこともできるので、フリーで活躍したい方はギークスジョブを使ってみましょう。
まとめ
ホワイトハッカーは幅広い知識と技術が求められる分、それらプログラミングやセキュリティに関する知識があると、多くの企業で就職活動や転職活動でも有利に働きます。
有利どころか業界では引く手数多ではないでしょうか。
プログラミングは何歳になってからでも勉強できるので、興味がある方はまずは簡単な言語から習得してみましょう。
また、仮想通貨「ビットコイン」でも、過去にハッキングにより大量の仮想通貨が盗まれるという事件がありました。
そういった面でも、今後ホワイトハッカーは世界規模で必要な職業ですね。