高い時給のアルバイトといえば「コールセンター」を考える人も多いのではないでしょうか。時給にして2,000円を超えることもあります。
短時間や週1日だけでも働くことができるので副業向きとも言えますが、実際のところどうなのか。
管理人自身がコールセンターで働いた体験談を元に、具体的な仕事内容や収入をご紹介します。
コールセンターの仕事内容
コールセンターの仕事内容については、ただヘッドセット越しに会話をするだけです。
業種にもよりますが、会話する相手は一般客の場合もあれば、店舗の人間を相手にする場合もあります。
電話対応は「受電」と「架電(電話をかける)」に分けられ、中には受電のみや架電のみで募集している場合もあるので、求人を探す際はその辺りも確認することをおすすめします。
携帯契約のコールセンターで働いてみた
コールセンターの時給額は1,500〜2,000円と他のアルバイトよりとにかく高いのが特徴です。
管理人が経験したのは「携帯の契約」に関するというもので、電話口の相手は基本的に店舗の人間になります。
店舗は「ヨドバシカメラ」や「ヤマダ電機」など、主に携帯電話を取り扱っている家電店です。
契約書類に不備があったり、店舗から質問があった場合にやり取りすることになりますが、何より感じたことはただ1つ、「並の精神力や忍耐力では務まらない」ということでした。
罵倒や暴言は当たり前の世界
相手が一般客でも店舗の人間であっても、罵倒や暴言は当たり前にあります。
こちらに落ち度がないとかそんなことは一切関係なく、「お前覚えてろよ」や「ぶっ○ろすぞ!」など、本当にそんな暴言を吐かれるのか信じられないと思いますが、これが本当にあります。
文面だけ見ればほとんどヤクザなどと変わりません。
ニュースでもよく客のいき過ぎたクレームが取り上げられることがありますが、客だけではなく店舗の人間も大概です。
ですので、求人に「対応するのは店舗の人だけだから安心!」みたいな内容が書いてあっても要注意です。
どの求人サイトにもコールセンターの募集がひっきりなしに載っているのは、それだけ精神的にやられて辞めていく人が多いからです。
ちなみに経験上は、嫌な対応をしてくるのは基本全て男からで、女性からは一度もありませんでした(もちろん丁寧な男性もいます)。
もし女性が主に相手のコールセンターであれば、そこまでストレスが溜まることはないかもしれません。
職場の人間関係は良好
業務自体は相当ストレスが溜まりますが、働く環境の人間関係は過去トップクラスに良好なものでした。
コールセンターというと従業員のほとんどが女性のイメージですが、管理人が勤務したところは男女半々で年齢も様々。下は10代から上は50代の方までいました。
日々電話口で汚い言葉を浴びせられているからか、スタッフは周りに対して優しい人ばかりで、それが支えとなり続けている人もみられました。
あくまで1つの職場環境の例ではありますが、コールセンターは比較的人間関係が良い傾向にある可能性があります。
コールセンターは副業としておすすめ?
メリットとデメリットをそれぞれ挙げましたが、コールセンターが副業としておすすめかどうかと聞かれれば、メンタルの強い人ならおすすめします。
「そこまで嫌な思いをしてわざわざコールセンターで働く意味があるのか」と疑問に感じる人もいるかと思いますが、やはりそれだけ時給が高いというのは魅力的です。
「お金のため」と完全に割り切って働くことができればこれほど割の良いアルバイトは他にないでしょう。
特別な技術も資格も一切必要ないので、罵倒されることを苦に感じない、あるいは慣れている人には非常におすすめなアルバイトだと思います。
在宅で働くこともできる
コールセンターの中には在宅で勤務可能なものもあります。
在宅であれば家事や育児で忙しい主婦(主夫)の人でも隙間時間で働くことができます。
また、同じように在宅で電話を使った働き方であれば、占い師を副業にすることもできます。
コールセンターに比べれば時給額はやや劣るものの、客層は間違いなくこちらの方がいいでしょう。

まとめ
コールセンターは高時給な分、精神的な負担はかなりのものです。
デスクワークなので肉体的疲労感はありませんが、精神的疲労感は半端なものではありません。
決してこれからコールセンターをやってみたい人を脅すわけではなく、それなりの覚悟を持っておいた方がいいということです。
同じくらいストレスの溜まるコンビニアルバイトなどに比べれば対面するわけでもないので、時給も倍近く高いコールセンターの方がおすすめです。
