今回はまた毛色が違った副業「宿題代行サービス」についてご紹介したいと思います。
名前の通り子供に代わって宿題をやってくれるこのサービスですが、受験を控えている子供を持つ親から依頼が殺到しているとのこと。
サービスがサービスなだけに色々な声もあるようですが、その辺も踏まえて始め方から相場、違法性など、気になる内容について書いていきましょう。
批判的な声が多い?宿題代行サービスとは
宿題といえば、夏休みや冬休みに誰もが経験してきた嫌なことの一つかと思いますが、今ではそんな宿題を代わりに行なってくれるサービスがあります。
私が子供の頃には考えられないようなサービスですが、良いか悪いかは別として、稼ぎ方が多様化する今は本当に色々なことを考える人がいて面白いですね。
宿題代行屋の有名どころでは「宿題代行屋Q」「おたすけメロン」などがあります。
依頼の中には、コンクールに入賞するレベルの作品を依頼する人もいるんだとか…
ただ、当たり前ですが子供のために出された宿題を見ず知らずの大人が片付けることに批判的な声もあります。
個人的には依頼者がやってることに関係ない他人がいちいち口を出すのもいかがなものかと思いますが、そもそもこの代行業自体に違法性はあるのでしょうか。
違法性について
かなり特殊なこの稼ぎ方ですが、現実問題として宿題代行業を法で裁くことは難しいようですね。
ですが法的に責任が問われなくても、やはり倫理的な問題によるところが大きいでしょう。
ある教育評論家も「宿題代行は立派な教育犯罪だ」と怒髪天を衝くが如く怒りの声を上げているようです。
代行してくれる宿題の種類
実際に請け負ってくれる宿題の種類を挙げてみましょう。
相場は小中高で変わってくるようですが、業者が設定している大体の相場を参考にしたいと思います。
読書感想文
作文や読書感想文ですね。
私も今でこそ文章を書くのが好きですが、小学生の時はこれが苦痛そのものでした。
今ではお金を払えば他人が書いてくれるんですねぇ…
相場は原稿用紙一枚3,000円からで、学年に応じて変動してくるようです。
内容も学年別に使用する漢字や文の構成を調整するとのことで、そのクオリティは現役教師の目を欺くほど。
字の汚さまで再現するのは驚きですね。
図画工作
工作も好きではない人にとってはキツい宿題の一つ。
使用する材料などを業者側で用意してくれる点は依頼者も助かりますよね。
当たり前ですが材料費は依頼者負担になるので、総額で二万円以上と高額になるようです。
ポスター制作
ポスターやイラストの制作です。
小学生の頃は毎年夏休みに何かしらテーマを選んで一枚書いてましたが、これも特に時間が掛かる宿題の一つですよね。
材料費などはありませんが、手間がかかる分相場も一万円以上とのこと。
自由研究
「自由」と言われると逆に何も思い付かないのがこの自由研究ではないでしょうか。
テーマを決める段階から大変だったことを思い出します。
こちらはテーマ次第で料金も大きく変わってきそうです。
宿題代行屋を始める方法
宿題代行を副業としてやってみたい場合、具体的にどのような方法があるかいくつか挙げてみましょう。
個人事業として独立する
独立して依頼を受ける方法です。
上記でご紹介した二つの代行サービスも独自のHPを立ち上げて依頼を受けています。
宿題代行サービスはちょくちょくメディアでも取り上げられることがあるので、その度に依頼は増えそうですね。
アプリを利用する
アプリを利用して依頼を受ける方法です。
例えば以下のようなアプリで探すことができます。
- ココナラ
- タイムチケット
アプリであれば独立するより手軽に依頼を受けることができます。
料金でトラブルにならないよう、料金設定は明確にしておきましょう。
ちなみに似たようなアプリでメルカリを考える人もいそうですが、メルカリは削除対象なのでご注意を。
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クラウドソーシングを利用する
アプリのようにクラウドソーシングでも依頼を受けることができます。
ランサーズなどを利用してみましょう。
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まとめ
宿題代行サービスはかなり否定的な意見もある稼ぎ方ですが、家庭によっても事情は様々だと思います。
確かに全ての宿題を子供が行えればそれが一番だと思いますが、結局親がやってしまった家庭は必ずあるはず。
「子供がやっていない」という点では、それは業者がやったことと何も変わりませんよ。
中には家庭によって習い事や部活動で忙しく、とても宿題に手が回らないというケースも少なくありません。
であれば、こういったサービスを利用することも選択肢の一つとして決して間違ったことではないのではないでしょうか。
また、今の子供は何が原因でいじめに発展するか分かりません。
もし宿題ができなかったことが原因で「あいつはみんながやった宿題ができなかった」なんて子供が言われていたらどうですか?
某教育評論家のように頭ごなしに怒りの声を上げるのではなく、まずは「個々の事情」という背景があることを考えましょう。
ちなみに個人的には、学校が出す宿題の中に全くもって無駄だと感じるものは確実にありました。
英才教育ではありませんが、無駄なことに時間を割くくらいなら、もっと伸ばしたい能力に時間をかけるべきだとも思います。
こういうサービスは使い方次第ではないでしょうか。