言葉を文章に直す在宅ワーク!テープ起こし(文字起こし)副業

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言葉を文章に直す在宅ワーク「テープ起こし(文字起こし)」の副業をご紹介します。

なんとなく仕事内容は想像がつくかと思いますが、実際にどんなことをしてどの程度の収入になるのか、初めての人でも分かりやすく解説します。

タッチタイピングの速さや日本語力に少しでも自信がある方はぜひ参考にしてみてください。

テープ起こし(文字起こし)とは

テープ起こしとは、企業などから録音された音声データを受け取り、聞いた内容をあらかじめ指示された方法で文章化させる仕事です。音声反訳とも言います。

書き起こす内容には以下のようなものがあります。

  • インタビュー
  • カウンセリング
  • 座談会
  • 講演会
  • 講義
  • 研究の会話分析
  • オフィスの会議
  • 裁判記録
  • シンポジウム
  • 印刷物などの資料

上記はあくまで一例ですが、様々なシチュエーションで録音された内容を文字に起こします。

中には医療分野など専門性が求められる場合もあるので、自分に合った内容を探すようにしましょう。

どのくらいの収入(給与)になるか

副業として始める場合、やはり月にどの程度の収入になるかが一番の問題ですが、テープ起こしは1案件ごとに報酬が支払われるケースがほとんどです。

相場は1案件あたり1,000〜10,000円と幅広く、録音時間によってその報酬額は異なります。

例えば、1分につき50円が報酬となる場合、1時間の音声データを文字に起こして支払われる給与は3,000円、1分100円の場合は6,000円になります。

作業にかかる時間に関しては入力の速さや指示された内容にもよりますが、1時間の音声データでおよそ8時間はかかるでしょう。

テープ起こしの仕事内容

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テープ起こしの具体的な仕事内容をご紹介します。主に3つに分かれます。

素起こし(丸起こし)

素起こしまたは丸起こしとは、聞いた音声の全てを書き起こす作業です。

例えば、人は話すときに「え〜」や「あの〜」、「えっと」などの無意味なつなぎ言葉を使いますが、それら無駄なつなぎ言葉も一字一句漏らさずに文字にします。

つなぎ言葉が多い人の話はかなり聞きづらく文字に起こすのも大変ですが、話している内容だけでなく、つなぎ言葉から現場の空気感が伝わることもあるので大事な作業です。

ケバ取り

ケバ取りのケバとは、日本語として不自然な言い回しや必要のない言葉のことで、素起こしでは必要な「え〜」などのつなぎ言葉を含め、無駄な部分の全てを取り除く作業です。

不自然な言い回しの例としては、「つまり会社に昇給を望むのは難しいので、要するに副業するしかない」といったような日本語として違和感のある言葉を修正します。この場合は「つまり」と「要するに」は同じ意味なので、後半の「要するに」は必要ありません。

また、「頭痛が痛い」や「馬から落馬する」のような二重表現(重言)も正しい表現に変える必要があります。この場合は「馬から落ちる」か「落馬する」が正しい表現になります。

整文

前述した『素起こし』や『ケバ取り』で書き起こした文章をさらに読みやすく整えるのが『整文』です。

「〜だけど」といった話し言葉を「〜ですが」とですます調にしたり、『ら抜き言葉』や『てにをは』にも注意して文章を正す必要があります。

整文では正しい日本語力というのが求められるので、自信がない人には難しい可能性があるでしょう。

テープ起こしをする上で気を付けること

テープ起こしをする上で、特に気を付けることを挙げます。以下のことには注意しましょう。

納期を厳守する

テープ起こしに限らず、この手の在宅ワークは納期厳守を徹底しなければいけません。

「すみません、ちょっと遅れそうです…」なんてことになると、もう次の仕事はもらえないでしょう。契約状態にあれば更新してもらえない可能性もあります。

だからと言って未完成なものを提出するのももちろん許されないので、自分のスケジュールをしっかり管理し、余裕を持って作業に取り組むよう心がけましょう。

誤字脱字をしない

当たり前ですが、納品したものに誤字脱字は許されません。

整文なのに誤字脱字があっては、それは整文ではなく、仕事ができたとは到底言えないでしょう。

記録された音声によっては話し方に癖があって大変な場合もありますが、どうしても自分で判断できない内容の場合は、事前に依頼主へ連絡するようにしましょう。

相場を知る

テープ起こしは企業が募集することもあれば、クラウドソーシングで個人が募集している場合もあります。

そのため、単価も異なるので相場より安い報酬で契約しないよう注意する必要があります。相場は前述したように企業により大きく異なります。

初心者であれば多少相場より安くなっても仕方ない場合はありますが、そうではない場合はしっかり相場を調べた上で、適切な募集内容か判断するようにしましょう。

テープ起こしの始め方

テープ起こしの始め方は、ネットで「テープ起こし 求人」で検索をかけると多数ヒットするので、そこから自分に合ったものを見つけることができます。

または、ランサーズなどのクラウドソーシングでも募集されています。

企業によっては最初の数回だけ出社して研修を受けることもありますが、基本的にはメールなどで音声データが送付され、指定されたフォーマットに入力して納品する形になるでしょう。

注意点として、パソコン入力ができれば一見誰にでもできそうな仕事ですが、意外と募集内容は厳しく、過去に1年以上など実務経験が求められる場合もあります。

専門的な分野に至っては4年制大学を卒業しているなど、ある程度の学歴や専門的な知識が必要になることもあるので、募集内容はよく確認してから応募するようにしましょう。

まとめ

テープ起こしは入力系の副業ということもあってそれなりに人気が高く、良い企業(案件)を見つけて案件をこなすことができれば、在宅でありながらも一般的なアルバイト並みに稼ぐこともできます。

基本的には大きな額にはなりませんが、例えば5,000円の案件を週に2つ行なった場合の月収はおよそ40,000円になります。

主婦(主夫)が育児や家事の合間にちょっとやるくらいであれば悪くない収入ですが、もう少し稼ぎたい場合はやはりパートなどに出た方が稼げるでしょう。

「隙間時間で5万円前後稼げれば十分」という人はぜひ始めてみてはいかがでしょうか。

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