昆虫養殖や昆虫ハンターで稼ぐ副業をご紹介します。
カブトムシやクワガタムシのメジャーどころから、アルビノや雌雄モザイクといった貴重な昆虫まで、レアなものは一匹で数万円で稼げることも珍しくありません。
生き物系の繁殖ビジネスに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
昆虫が好きな人には良い副業になるでしょう。
昆虫採集好き必見!昆虫で稼ぐ副業
地球上に存在する生物のおよそ75%を占めると言われる昆虫は、都会でも外を歩けば簡単に何かしら見つけることができます。
多くの人は不快で近寄りたくもない存在かもしれませんが、それら昆虫を採集したり繁殖させることでお金を稼ぐことができます。
珍しい種類であれば一匹数万円であったり、もっと高価なものであれば数百万円で売買されることもあります。
また、販売目的ではなくても、他にもYouTubeの動画ネタにすることもできるので、アイデア次第では昆虫ドリームで一攫千金を稼ぐのも夢ではありません。
価値が高い人気の昆虫4選!
参考までに取引価格が高い昆虫を一部ご紹介します。
どんな昆虫が狙い目かぜひ参考にしてみてください。
オキナワカブトムシ
カブトムシの中でも特に希少価値が高いとされるのが『オキナワカブトムシ』です。
名前の通り沖縄県にしか生息しないこのカブトムシですが、純血のオキナワカブトムシは減少傾向にあります。
市場でも滅多に流通することはなく、その価格はオスとメスのペアで約6,000円と高額です。
ゲンゴロウ
水生昆虫に属する『ゲンゴロウ』も意外と高値で売れることをご存知でしょうか。名前は知っていても実際に見かけたことがある人は少ないかもしれません。
自然の多い田舎では田んぼなどで比較的簡単に見つけることができますが、このゲンゴロウも種類によっては結構高い価格になります。
例えば「トビイロゲンゴロウ」という種類は約4,000円もします。名前に「トビ」があるように鳶色の甲羅が特徴です。
他にも「ヒメフチドリゲンゴロウ」という種類はなんと約15,000円という高価格!たった一匹でこれだけの高値がつきます。
その理由としては、前述したオキナワカブトムシのように個体数が減少していることがあげられます。
もしペアで入手して繁殖させることができれば大きく稼げる可能性があるでしょう。
ヒメミズカマキリ
ミズカマキリの一種『ヒメミズカマキリ』です。体は小さくて生息できる環境も限られています。
気になる相場価格は約2,500円です。
サソリモドキ
昆虫ではなく節足動物に分類される生き物ですが、変わり種としてご紹介しましょう。
日本では沖縄など南の方に分布している『サソリモドキ』で、刺激すると強烈に臭い酢酸を出す生き物として知られています。
サソリモドキは岩陰などの湿った場所に生息しており、一匹あたり約3,500円で売買されます。
突然変異!?高値で売れるレア昆虫3選!
種類そのものに価値がある昆虫ではなく、どこにでもいるような昆虫でもある条件を満たせば価値が付くことがあります。
どんなものがあるかご紹介しましょう。
アルビノ個体
アルビノといえば、白いリスや白いワニなんかをネットや書籍で目にしたことがある人もいると思いますが、アルビノは昆虫の世界でも存在します。
ただ、昆虫と上記のような動物では体の作りが大きく異なるため、全身が白い昆虫というのは極めて珍しく、昆虫の場合はメラニン色素が含まれる目だけが白くなることがほとんどです。
これら個体は「ホワイトアイ」とも呼ばれます。
通常の個体より高値で売買されることがあるので、同じ昆虫でも目の色に注視してみましょう。
野生で見つけるのは困難ですが、アルビノ同士の交配でも生まれることがあります。
ちなみに正確には昆虫ではありませんが、虫としても分類されることがあるダンゴムシやカタツムリにも、以下の写真のようにアルビノ個体が存在します。
殻の色は通常と同じですが、軟体部が見事な白一色!
アルビノ個体は通常の個体よりも弱りやすいので、飼育には注意が必要になるでしょう。
雌雄モザイク
「雌雄モザイク」という言葉を初めて聞く人もいるかもしれないので、以下に簡単な説明を抜粋します。
生物において1つの個体の中に雄の特徴と雌の特徴を持つ部分が、明らかな境界を持って混在していること(モザイク状態)。
体の半分がオス、もう半分がメスといったような極めて珍しい個体のことで、例えば以下の画像は雌雄モザイクのクワガタです(左半分がメスで右半分がオス)。
オスとメスそれぞれの特徴を持つので、種類によってはこのように一目瞭然で姿形が異なります。
アルビノ個体と同じように、遺伝子の異常により起こるいわゆる「突然変異」が原因でこのような個体が生まれるとのこと。
雌雄モザイクは昆虫の中でも特に希少とされており、その価値は一匹数万円から数十万円もするほど!
コレクターにはたまらない存在となっています。
どのような雌雄モザイクがあるのか、実在する例をいくつかあげてみましょう。
- 頭がオスで体がメスのカブトムシ
- 左の羽がオスで右の羽がメスの蝶(模様も異なる)
- 顎の長さが左右で異なるクワガタ
クワガタはまさに上で載せた写真のことですね。
雌雄モザイクを集めた標本などはかなりの高値で売れる可能性があるでしょう。
巨大化
同じ種類の昆虫でも体が大きければ大きいほど価値が高くなります。
これも突然変異による部分はありますが、何か違和感を感じたら他とよく比べてみましょう。
育て方でも何かしら変化が生まれる可能性もあります。
まとめ
昆虫を使った稼ぎ方について、高価な種類の昆虫を飼育して繁殖させるか、アルビノや雌雄モザイクといった特殊な個体を入手して販売する方法があります。
アリ専門で販売して生計を立てる人がいるように、実際に昆虫ハンターとして稼ぐ人もいます。虫好きにはまさに天職です。
ネット販売の場合、標本ではなく生きた昆虫を郵送することがあると思いますが、その際は死着(着いた時にすでに死んでしまっていること)などに気を付けましょう。
昆虫に関するビジネスは以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
宝探しの感覚で高価な昆虫を探すのも楽しいでしょう。