日本中どこにでも生息している「蟻(アリ)」を副業にしてお金を稼ぐことができます。
数が多いだけに昆虫の中でもかなり地味なイメージが強いアリですが、アリをペットとして飼い始める人もいるくらい実は人気のある昆虫でもあります。
中にはアリだけで自身の生計を立てる人まで!
具体的にどのようにしてアリを使ってお金を稼ぐのか、その方法をご紹介したいと思います。
人気番組にも出演!アリだけで生計を立てる人
過去に人気番組のクレイジージャーニーに出演した島田拓さんという方が、実際にアリを飼育して販売するだけで生計を立てている様子が紹介されたことがあります。
内容は、飼育するおよそ30種(5,000匹)のアリを個別のケースに入れて通信販売するというもの。
アリ通販専門店の名前は「AntRoom」で、女王アリと数十匹の働き蟻のセットを4,000円ほどで販売されています。
アリは丁寧に飼育すれば10年〜20年は楽しめる昆虫なので、それを考えるとペットとしてのコスパはかなり良さそうですね。
また、販売されているのはアリだけではなく、アリを飼育するための道具や石膏で作った人工のアリの巣なども販売しているとのことで、飼育容器は小さいものでおよそ7,000円、大きいものでおよそ30,000円になるようです。
人工巣は石膏の上で地上を再現しており、チューブを通すことで異なる巣へアリが出入りできるようになっていきます。巣の増築もチューブを使って行います。
AntRoomのウェブ会員はおよそ4,000人もいるそうで、多い月ではなんと300件の注文もあるとのこと!
どの分野でも言えることですが、先駆けとなって成功すると大きく稼ぐことができます。
アリを使って稼ぐ具体的な方法
具体的にアリを使った稼ぎ方をご紹介します。
大きく分けて2パターンあるので、興味のある方で始めてみましょう。
アリや関連用品を販売して稼ぐ
島田拓さんのようにアリをネット販売して稼ぐ方法です。捕獲したものやネット通販で入手したアリを増やすことで、まずは飼育から始めます。
アリの種類に関しては、いきなり飼育が難しいアリ(女王アリがいない種や、決まった巣を持たない種など)より、クロオオアリやクロヤマアリなど、比較的簡単な種類から始めるのがおすすめです。
販売する際は、アリを増殖できるように基本的には女王アリをセットで販売しましょう。女王アリと働きアリどちらになるかは、どれだけ栄養を摂ったかで決まります。
ちなみにアリは割となんでも餌にしますが、ゴキブリが大好物で捕食します。
注意点として、パラポネラなどの危険なアリや高価なアリを扱う際は十分に気を付けるようにしましょう。もちろんヒアリなどの特定外来種に指定されている昆虫は飼育すること自体禁止されています。
YouTubeに動画投稿して広告収入を得る
アリの様子をYouTubeへ投稿して広告収入を稼ぐ方法です。販売して稼ぐよりハードルは低く、この方法で実際に再生数を大きく稼ぐ人もいます。
例として挙げられるのが、以前にもこのブログでご紹介したことがある「chありじゃむ」さんです。アリ動画としてはYouTubeでNo.1でしょう。
ただ餌を与えているだけでもアリたちの行動に目を奪われ、なぜか見入ってしまう魅力があります。
捕食に関しては「かわいそう」という意見が散見されるように賛否分かれることが多いので、あまり過激な内容より、まずは単純なアリの行動や生活から撮影して再生数の増え方を研究していくのがいいでしょう。
他にも、アリを実際に捕獲する様子や人工巣の作り方をレクチャーするような動画を撮ってもいいかもしれませんね。
昆虫動画については以下の記事でも詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
アリは普段の生活の中で見かけても全く興味の引かない存在ですが、人工巣や動画でその行動をじっくり観察してみるととても面白い存在です。
地方でしか確認できないような珍しい種類のアリだと需要も高くなるので、住んでいる場所を生かしてみるのも一つの方法です。
「アリが可愛くて行動やコロニーの様子を観察するのが趣味」という人は意外にいるので、ビジネスとして始めてみる価値は十分あります。
ただ個人的には、やはり販売よりハードルが低い動画投稿で稼ぐのがおすすめです。アリに限らなくても、珍しい昆虫や生態を撮影してサムネとタイトルを工夫するだけで再生数は稼げる可能性があるでしょう。
昆虫系の副業に興味がある人は以下の記事も参考にしてみてください。