仕事で落ち込みやすい人の性格や特徴を8つご紹介します。
業種に限らず普段会社で働く中で、どういった人が落ち込んだり凹んだりしやすいのか。
自分のことを落ち込みやすいと感じている人は、その共通点を知って改善を図ってみましょう。
仕事で落ち込みやすい人の性格や特徴
仕事で落ち込みやすい人はどんな性格に多く、またどのような特徴を持っているのか8つの例でご紹介します。
ほとんどの場合、仕事の失敗が原因となって落ち込んでしまうので、これらは失敗を招きやすい特徴とも言えるでしょう。
真面目で正直
落ち込みやすい人の特徴として挙げられることが多いのが真面目で正直な人です。
謹厳実直とも言える人が落ち込みやすく、精神的にも参ってしまう人が多いでしょう。
その原因としては、真面目であるが故に適度に仕事の中で息を抜くことができず、少しずつ確実にストレスを溜めていくからです。
例えば、きつい残業を強いられても嫌な顔ひとつせずに真面目にこなし、多少無理なスケジュールを組まされても期待を裏切らないよう最大限努力するなど、自分を犠牲にしてでも会社に尽くすような人は特に危険と言えるでしょう。
そういう人は、今まで真面目にやってきた分、期待に応えることができなかった時に大きく落ち込んでしまう可能性があります。
常に100%の力で精一杯やるのではなく、70%や80%など適度に息を抜きながら働いてみるのがいいでしょう。
自分が処理できる容量を把握できていない
自分がどれくらい仕事を処理できるか把握できてないというのも特徴の1つです。
真面目な人に通じる部分がありますが、人間どれだけ頑張ろうと思っても必ず限界があります。
その限界を超えて対応しようとすると、いわゆるキャパオーバーと言われるように、自分の力だけでは処理できずにパンクしてしまいます。
その結果、上司や先輩から「どうして無理なら先に相談しなかったんだ!」といった注意を受けることになり、「自分は頑張ろうと思ったのに…」と精神的に落ち込んでしまうことになります。
自分ができる容量を超えているなと感じたら、事前に上司や同僚に助けを求めるなど、相談するようにしましょう。
完璧主義者
どんな仕事でも完璧じゃなければ気が済まない人は落ち込みやすい人と言えます。
「絶対に失敗は許されない」「なんとしてでも成功させる」といったような完璧主義者は要注意です。
常に完璧を求めるからこそ、それが達成できなかった場合の自分に対する失望感は計り知れません。失敗から立ち直れず、いつまでも考え込むことで精神的にも参ってしまう可能性があります。
『失敗=絶対にダメなこと』と捉えている人は、失敗から学べることや得られることは数多くあるので、考え方を改めて仕事に取り組んでみるのがいいでしょう。
臨機応変に行動ができない
臨機応変に行動できない人も仕事で失敗しやすく、それが落ち込んでしまう原因になってしまう可能性があります。
大体の仕事は多くの人が関わっているため、予定通りに進まないことは多々あります。世の中ではごく普通のことです。
そのため、働く人間は常にその時その時で最善の行動が求められてきます。
そこに上手いこと対応できないと仕事のミスに繋がることが多く、大きな仕事であればあるほど責任を感じて凹んでしまうでしょう。
もちろんみんながみんな対応できているというわけではありませんが、臨機応変に行動するのが苦手な人ほどストレスを感じて落ち込んでしまう可能性があるので注意が必要です。
責任感が強い
責任感を感じやすいというのも落ち込みやすい特徴の1つです。
『責任感が強い=真面目』とも言えますが、必要以上に責任を感じてしまう人は、自分自身を精神的に追い込んでいるということでもあります。
例えば、それなりのプロジェクトを任されていて大きな失敗をした場合、普通誰でも責任感を感じてしまうのは無理ありませんが、そこで「やってしまった…本当にダメだ自分は…」といったようにとてつもない絶望感まで背負うのは間違いです。
そこは「大きな失敗をしたけど、だからどうするか考えよう」という前向きに立ち直ることが大切です。
責任感を感じることは決して悪いことではありませんが、責任感を感じることが物事の解決にはなりません。
道徳意識が高い
道徳意識が高いというのも落ち込みやすい人の特徴として挙げられます。
いわゆるモラルとも言われますが、このモラルが高い人は要注意です。
というのも、道徳意識が高い人は、それに反する人に対して強い嫌悪感を抱きやすい傾向にあります。
例えば、そういった人間が同僚にいた場合、「なんでこの人はこんなにモラルがないの…もう嫌だ」というふうに嫌気が差したり、ストレスとなって落ち込んでしまう可能性があります。
自分の周りにいる人間がみんなしっかりとモラルを身に付けているわけではありません。多少許容する心を持つ必要があるでしょう。
周りからの評価を気にしやすい
これは「仕事やアルバイトが続かない人の特徴8つ」でも特徴の1つとして書きましたが、周りからの評価を過剰に気にしている人も落ち込みやすいでしょう。
「自分は仕事仲間にどう思われているか」あるいは「自分とは仕事がやりにくいと思われていないか」など、常に頭の中で自分が周りにどのように評価されているかが気になって仕方ありません。
そしてそれはほとんどの場合、悪い方向に考えてしまうのが人間という生き物です。
明確な根拠もなく「多分」「おそらく」で自分を卑下してしまい、結果精神的に落ち込んでしまいます。
特に注意が必要なのが、これが癖になってしまうことです。
仮に転職して新しい環境で働いたとしても、癖になることでまた同じように周りの評価を気にし始め、だんだんと自分を精神的に追い込んでいきます。
ほんの些細なことでも「きっと今ので嫌われてしまった…」とマイナス思考で脳が考えるようになってしまうので、この性格は重症化させないことが重要です。
同僚の顔色をうかがうために働いているのではなく、あくまでお金のため、生活を維持するために働いているということを第一に考えるようにしましょう。
自分は絶対に大丈夫と思い込んでいる
「自分は絶対に落ち込むこともなければ凹むこともない」と思い込んでいる人も注意が必要です。
これは詐欺にかかりやすい人間とも傾向が似ていて、自分だけは絶対に大丈夫と思い込んでいる人こそ、いざそういった状況に陥るとパニックになって対処することができません。
具体的には、この「自分は絶対に落ち込まない」というのがだんだんとプレッシャーに感じ始めるようになります。自ら足枷を付けているような状態です。
本当に楽観的で精神的に強い人間は、そもそも「自分は絶対に落ち込まない」など考えません。落ち込むことがないのでそんなことはいちいち考えないのです。
悪く言えば心臓に毛が生えている人間とも言えますが、不安になりながら「自分は大丈夫…」と思い込んでいる人よりよっぽどいいでしょう。
まとめ
特徴を挙げていくと、仕事も人間関係も真面目にこなさそうとする正しい人こそ、落ち込みやすい特徴を持っているということになります。
逆に、周りの空気をあまり気にせず、同じ仕事でも適度に手を抜き、不真面目な一面を持っているような人の方が落ち込みにくいと言えます。むしろ仕事も楽しみながら人生を謳歌しているでしょう。
仕事で落ち込みやすい特徴に当てはまっていた人は、あまり気負うことなく働くように努めるか、あるいは会社という枠から抜け出して自分の力で稼いでみることをおすすめします。