労働環境が過酷で働くのがきついアルバイトを9つご紹介します。
業種は接客業から肉体労働まで、具体的に何がきつくてストレスが溜まるのかまとめたいと思います。
中には管理人自身が経験したアルバイトもあるので、これから同じ業種で働こうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
労働環境が過酷できついアルバイト
労働環境が過酷で働くのがきついアルバイト9つです。
マクドナルド
どこにでもある有名ファストフード店のマクドナルドです。
管理人自身も若い頃にアルバイトをしていたことがありますが、マクドナルドは時給と仕事内容が全く見合っていません。これに尽きます。
マクドナルドは主にレジカウンターと調理で持ち場が分かれますが、どちらもピーク時は激務です。「忙しさ」という意味だけであれば、正規雇用を含めて今まで働いた中でもトップクラスです。
それでいて薄給で、もちろん当時とは最低賃金も異なりますが、管理人が働いている時の時給は730円。関東でこれは恐ろしい時給額です。
土日祝日のお昼時にもなれば、もはや自分が何をやっているのかさえ分からないほど忙しさを極めます。
学生が多く人間関係は良好なものでしたが、それを除けばメリットは何一つとしてありません。低価格のファストフードなので客層もかなりひどくなります。
理不尽なクレームやマナーの悪さで精神的にやられた人もいました。
10代の学生であればアルバイトの選択肢としてありかもしれませんが、そうでなければまずおすすめしません。
結婚式場
これも経験がありますが、結婚式場のスタッフアルバイトです。
募集されていること自体少ないアルバイトではありますが、その実態はかなりひどいものでした。
仕事内容は主に配膳や案内、マイクやライトなどの式場準備など、やることは多岐に渡ります。
その上、本番一発勝負なのでミスは許されません。たかがアルバイトとか関係なく、一生に一度となる結婚式でミスは絶対に許されません。
これほどプレッシャーを抱えて働いたことは他になく、思い返してもなぜ応募したのか自分自身でも理解できません。
時給は1,000円です。時給だけ見れば高くもなく低くもなくといった感じですが、やっていることを考えればかなり低いと思います。マクドナルド同様に、仕事内容と比べて全く見合っていないでしょう。
また、特殊な業種のせいか、働く人間にも癖のある人間が多く、理不尽に注意を受けることも多々ありました。
特に得られたスキルや経験というのもなく、結婚式場でのアルバイトはただただ過酷で精神的にもすり減っていくものでした。もし募集されているのを見つけてもおすすめしません。
引っ越し
肉体労働アルバイトの代表格とも言える引っ越しバイトです。
引っ越しといえば「日給が高い」「体を鍛えられる」といったイメージがあるかと思いますが、概ねその通りです。
ただし、それは勤務する会社によって異なり、管理人が働いた会社は朝の6時から22時まで拘束されて日給12,000円でした。チップが5,000円あったので正確には17,000円が手に入りましたが、それでも二度とすることがなかったアルバイトです。
体も筋肉痛でしばらくまともに動かず、働いていた時のストレスも半端なものではありません。肉体労働ということもあって周りは問題のありそうな人間ばかりで、間違いなくブラックアルバイトと言っていいでしょう。
以下の記事では実際に働いた時の様子を詳細に書いているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
コンビニ
きついアルバイトと言われて最も候補に挙がりそうなコンビニです。
ただ接客をすればいいというわけではなく、商品の品出しや陳列、レジ前にあるホットフードの調理、店内の清掃、公共料金の支払い、宅配便の受付など、簡単に挙げただけでもこれだけあります。
覚える仕事はかなり多いのに時給は決して高くなく、これまた収入と見合っていないアルバイトと言えるでしょう。
また、接客業の中でもトップクラスに客層は悪く、ホームレスやチンピラなど、どれだけひどい相手でも丁寧な接客をしなければいけません。深夜帯は特にそういう人間も多いでしょう。
よほど働き口に困っているような状況でなければやってはいけないアルバイトです。
介護
言わずもがな介護スタッフもかなりきついアルバイトの1つです。
管理人の周りにも実際に勤めている人間がいますが、話を聞くだけでも過酷な労働環境であることが分かります。
例えば、当たり前ですが介護施設は年中無休なので、正月休みや盆休みというのも簡単には取れません。
また、中には認知症を患っているお年寄りもいるので、そういった場合の対応も相当な体力を消費すると共に、若くしてコルセットを巻く生活になった人もいます。
かと言って給料が高いわけではなく、むしろ給料が低い業種として名前が挙がる常連です。
40代や50代の未経験者でも採用されやすいというメリットを除き、わざわざ介護職を選ぶ意味はないでしょう。
職人系
土木作業員や塗装工など、いわゆる土方と言われるアルバイトも過酷な労働環境です。
介護同様、特に資格や学歴も必要ないので、健康体であれば基本的に誰でも働くことができますが、その分体育会系という名の厳しい上下関係が待っています。
たとえ理不尽に感じることがあっても上の言ったことが絶対的に正しく、下はそれに従うしかありません。
土方に限ったことではありませんが、この手の職人系は癖の強い人間が多く、「一回で理解しろ」や「一度言ったことはもう言わない」という成人した人間とは思えない言葉を平然と言う人もいます。
あるいは「技術は見て盗め」なんて漫画のようなセリフを吐いてしまう人もいます。
傍から見ればただ非効率なだけですが、それでも新人は従うしかないのです。職人気質な人間は、他人に教えるのが不得意であり不器用というのも特徴です。
職人の世界に憧れているのであればいいかもしれませんが、そうでなければやめたほうがいいでしょう。
居酒屋
職人系に続いて体育会系のアルバイトといえば居酒屋です。
場所が場所ということもあり、酔った客から絡まれたりすることも珍しくありません。
特に女性の場合は、ナンパや連絡先の交換など、執拗に絡まれることもあるでしょう。
また、酔っているということは、それに関係した汚いものの処理まですることになります。時期によってはノロウイルスなどの危険性に晒されることもあります。
よっぽど客とのコミュニケーションを取るのが好きな人であれば楽しい環境かもしれませんが、基本的には居酒屋もブラックアルバイトです。
コールセンター
コールセンターもかなりきついアルバイトの1つです。
業種により内容は異なりますが、基本的には理不尽なクレームに耐えるバイトと思っておくといいでしょう。
管理人も経験がありますが、その内容は非常に劣悪なものでした。
しかしその分、今回挙げたアルバイトの中では時給がかなり高い方で、低くても1,500円、高いと2,000円以上する場合もあります。
コールセンターのアルバイトについては以下の記事でも書いています。
パチンコ店
「客層」という点では最も地獄と言っていいのがパチンコ店のアルバイトです。
コールセンターに負けず劣らずの高時給ですが、相手にするのはこの世の最底辺とも言える人たちです。
ギャンブルに興じる人間にまともな人間はいません。光や音で脳は破壊され、負けた分の怒りを店員へぶつけることも珍しくありません。
SNSやまとめサイトでも、店員が客から怒鳴り散らされている動画が貼られることがありますが、それら動画内で起きていることは日常茶飯事です。最悪の場合は事件としてニュースに取り上げられることもあるでしょう。
パチンコ店に勤務するということは、それだけ危険も伴うということです。もちろん日本社会へも何一つとして貢献すらしていません。
人の恨みを買い、多くの人生を壊すことに加担し、さらには身の危険を感じながら働く…まともな人間であればパチンコ店で働こうなどとは間違っても思いません。
今回挙げた中では絶対におすすめしないアルバイトなので、くれぐれも時給につられて応募しないようご注意ください。
まとめ
働くことをおすすめしない過酷なアルバイトを9つご紹介しましたが、共通点としてあるのが「時給に見合っていない」ということです。
コールセンターやパチンコ店など、誰でもきついとイメージできるものに関してはそれなりの時給で募集されていますが、その時給でも低いのです。時給に魅力を感じて入っても、すぐに辞める人が多いのはそういうことです。
多くの人は、お金が貯まる前にストレスが溜まって精神的に壊れてしまうでしょう。
経験上、アルバイトの優先度は「ストレスの低さ>時給の高さ」で選ぶことをおすすめします。