【日本は夜に遊べる場所が少ない】訪日外国人を狙う「ナイトタイムエコノミー」

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東京 夜景 海外

訪日外国人をターゲットにした新サービスや観光開発など、ここ数年でインバウンド市場は大きなものとなりました。

しかし、まだまだ観光客の声に応えられていないのも現実。

今回は、これからさらに増加する訪日外国人を狙ったとあるビジネスが成功するかもしれない話をしたいと思います。

日本は夜の遊び場が少ない!?

外国人が好む観光地は日本庭園やお寺など日本ならではのものが多くありますが、それらは基本的に日中出向く場所です。

外国人から意外と多い声が「日本は夜に遊べる場所が少ない」ということ。

「眠らない街」と言われる新宿も海外から人気ではありますが、それでもあるのは飲み屋や男性向けのナイトレジャーばかり。ましてや観光地でも地方に目を向ければ街灯すらない場所もあります。

日本人からすれば「夜はみんな寝てるでしょ!」と思われるかもしれませんが、日本にいる人と海外から来た人では生活スタイルも全く異なって当然。むしろ「日本の夜を知りたい」と思う外国人もいるかもしれません。

しかし前述したように、日本の夜はあまり外国人向けに遊べるような場所がありません。

カジノなど統合リゾートの開発に向けて国も動いていますが、それもまだまだ先の話。

そのため、この「夜の遊び場」に応えたビジネスが成功するかもしれません。

夜ビジネス「ナイトタイムエコノミー」

ワインと夜景

夜のビジネス(経済)を活性化させる「ナイトタイムエコノミー」という言葉を最近聞くようになった方も多いのではないでしょうか。

インバウンド消費をさらに高め外国人向けの夜ビジネスで成功するために、このナイトタイムエコノミーに参入する企業も増えています。

その年間市場規模は約4,000億円とも言われ、外国人にウケるサービスやお店はまさに狙い目。

参考にするのであれば、日本人向けや日本独自のサービスというより、既に海外で成功している事例を参考にするのがいいでしょう。

その方が海外の人も受け入れやすいかもしれません。

どんなビジネスが需要ある?

実際にどんな夜ビジネスが需要あるのか。考えられそうなものを挙げてみましょう。

飲み食い+α

夜の街といえば飲食店や居酒屋ですよね。

ですが、ただ飲んだり食べたりするだけなら24時間営業のチェーン店も多いので、同じ土俵で成功させるには難しいかもしれません。

海外の人をメインターゲットにするので、海外の人が喜びそうなものを置いたりするのも良さそうです。

例えば、最近巷で話題の「ボードゲームカフェ」のように、海外で人気のゲームが体験できる飲食店とかどうでしょうか。

宿泊施設+α

夜遊びと言っても、訪日外国人は宿泊施設も重視しています。

「遊んで疲れたらそのまますぐ泊まって寝たい」という要望に応えられるかどうかが重要。

民泊ビジネスは活況と言いますし、宿泊施設関連の事業参入へ続々と大企業も手を挙げている状況です。

個人で民泊を始めることもできますが、宿泊に加えてもう一つ何か変わったサービス(泊まって遊べる何か)があれば差別化が図れるかもしれません。

まとめ

おそらく今後もさらに訪日外国人が増えることを考えると、今は日本人向けのサービスを考えるより外国人向けのサービスを考えた方が、業種によっては成功する可能性が高いかもしれません。

自分でお店や事業をやってみたい人は、外国人を意識した商売を視野に入れてみましょう。