中国では「シェアリングエコノミー市場」が急成長しています。物やサービスをシェアすることが何故これほどまでに注目を浴びるようになったのか。
今回は話題のシェアビジネスについて副業含めご紹介したいと思います。
シェアリングエコノミーとは
シェアリングエコノミーとは、物やサービス、個人が持つスキルなどを貸し出す仲介サービスのことを指します。近年このシェア事業は世界中で拡大している注目のビジネスです。
広まるその背景には、やはり物価の上昇などで消費者の財布の紐が固くなったことが挙げられます。物やサービスを買うより「借りる」方がコスパは良いですよね。
そしてお隣中国ではこのシェアリングエコノミー市場がとてつもない急成長を遂げています。
中国で凄まじい急成長
10年後の中国ではGDP(国内総生産)のおよそ2割以上をシェアリングエコノミーが占めるとも言われています。
それだけ中国ではこの市場に関心を寄せており、あらゆる企業やサービスが取り入れ始めています。例えば、日本でも都内だと見かける「自転車の貸し出し」も中国では広く普及しています。
また、ある書店では本の貸し出しを始めたそうです。「それってもはや図書館では?」と思いますが、利用者は図書館で本を借りるより手間がかからないとのことでした。専用のアプリでバーコードを読み取るだけというのは確かに楽そうです。
しかし、明るい話題の一方で問題視されているのが「捨てる行為」。借りた物を平然と捨てるなんて日本ではあまり考えられませんが、中国では借りた自転車や傘などをそのまま返さず捨ててしまう人が多いとのこと。
そのため、中には「シェアリングエコノミーは淘汰される可能性がある」と危惧する人もいるんだとか。
こんなシェアビジネス(副業)がある
実際にどのようなシェアビジネスがあるのか。いくつか具体例を挙げてみましょう。
空き家を貸し出す(民泊)
民泊はまさにシェアビジネスと言えるでしょう。
使っていない空き家を誰かに貸し出すビジネスです。ここ数年で外国人観光客が急増したこともあり、今では民泊ビジネスに参入する大手企業もあるくらいです。
「民泊.com」では民泊ビジネスを始めたい人向けに転貸許可のある物件を紹介しています。空き家がなくても始めることができるので気になる方は見てみましょう。
駐車場を貸し出す
自宅の空いている駐車場を貸し出す副業もあります。詳しい内容はこちらの記事で書いています。
クラウドソーシング
このブログでも度々紹介している「クラウドソーシング」も実はシェアリングエコノミーの一つ。
クラウドソーシングでは個人の持つスキルを誰かのために貸す、つまりシェアしているということになります。クラウドソーシングで副業を始めるならランサーズやシュフティがおすすめです。
「時間」を貸し出す
あなたの空いている時間を貸し出すという副業もあります。
内容は「ただの暇つぶし」や「仕事や恋愛の相談」など、ほとんどが誰にでもできる簡単なものです。人と接するのが好きな人にはおすすめです。
まとめ
以上が注目を集めるシェアビジネスでした。リスクを嫌がる日本人に「貸す」という行為があまり向かないとも言われますが、上でも紹介したような「時間」や「スキル」を貸し出すのは特にリスクもないため副業に良いのではないでしょうか。
何にせよ貸す方も借りる方も、お互い気持ちの良いやり取りをしたいですね。